バナーエリア

このブログを検索

多摩美GIF部 『Room.gif』

 多摩美GIF部 『Room.gif』
 WEST 2-B:2016.4.25 - 2016.5.1

多摩美術大学の学内サークル「GIFアニメ研究会」…略して多摩美GIF部 。
Twitterの公式アカウントを部室として活動していたGIF部に
6日間限定の部室が誕生しました!!

GIFってなあに?GIFってちょっと古いんじゃ?という方にこそ見て欲しい、
必見の展示会です!


パッチワーク


パッチワーク
『パッチワーク』
2016.4.29 - 2016.5.1
WEST 2-E

本日より WEST 2-E スペースでスタートした展示会です。
クリエーターが10名ほど集まり、様々なジャンルの作品が並びます。

WEBデザイナーやイラストレーター、小物作家など、ひとつの展示で色々と楽しめちゃう展示会場に仕上がっています。

Cornedbeef Project 『 Cornedbeef 1st Exhibition』


Cornedbeef Project
『 Cornedbeef 1st Exhibition』
2016.4.23 - 2016.4.29
[EAST101]

個人・企業・ブランドなど
形式を問わない
様々なジャンルのアーティストによる
アート発信プロジェクト-Cornedbeef Project-
個性溢れるアーティスト約10人による、
初めての合同展の様子を覗いてみましょう♪

DFGスタッフ 'こうたろう' のブレない仕事 第六話 「丸衿は何故丸いのか」


デザインフェスタギャラリーのWEST館とEAST館の間に位置するお好み焼き屋、さくら亭をご存知だろうか。

日夜多くの来客で賑わっている原宿のオアシスだ。
海外からの来客も多い。
そのさくら亭の玄関口には、アートが所狭しと展示されている。

一体、誰がこんなことを……?

その疑問はこのブログ記事 こうたろうのブレない仕事 シリーズで明かされるだろう。
ブレない仕事に定評のあるこうたろうであるが、
裏方に徹する彼のことを知る者はまだまだ少ない…


さて。


今回、さくら亭のエントランスギャラリーを飾るのは、大野ともえさんの作品です!



私が現場に到着すると彼は既に作業に着手していた——。

今日の彼は丸衿のシャツを羽織っていた。
インナーはボーダー柄。
トレンドマークの金の丸眼鏡も健在だ。

普段は気難しい職人のような振る舞いのこうたろうだが、
いつもファッションセンスで私を安心させてくれる。

“ギャップ”……とでも言えばいいのだろうか。
時折、彼の仕事ぶりを見ていると作業着を来て然るべきなのではないかと思う。

だが、彼はそんな「型(タイプ)」には捕われない。
昔気質の職人としての資質と、現代のファッションリーダーとして資質が同居したような男なのだ。


もくもくと作業を進めるこうたろう。
その眼差しは真剣そのものだ。

私は彼に声をかけた。

「それにしても、こう毎日のように同じことを繰り返していてはさすがのこうたろうさんもどこか倦怠感を覚えたりするのではないですか?」

こうたろうは答えなかった。
集中していて私の声が聞こえなかったのだろうか。

私は黙って彼の作業をみつめていた。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

今回こうたろうが展示している作品は 大野ともえさん の作品です。



展示品のひとつ、コラージュ作品です。
この無機質な世界が最大の魅力ではないでしょうか。

デジタルではなく、ひとつひとつ切り抜いて作られているということです。
大野ともえさんの独特の感性から生まれる風景はどこか記号的だと思うのですが、みなさまいかがでしょうか。



サイズも大きく、さくら亭のエントランスギャラリーを盛大に盛り上げる作品たち。
是非実物をご覧下さい。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


その後、邪魔をしまいと私は口をつぐんでいた。

10分程でこうたろうは展示を終えた。
そして口を開いた。

「——Don’t say, “Always”! Nothing in this life is for “Always” ……キミはこの言葉を知っているかい?」

「い、いえ……どういう意味ですか?」
私は唐突な質問にしどろもどろに答えた。

「アメリカの漫画家、チャールズ・モンロー・シュルツCharles Monroe Schulz)は知っているだろう。世界中で人気のキャラクターであるスヌーピーで有名な漫画、“ピーナッツ”からの一文だ。意味は、「いつも」なんて言うんじゃない!人生に「いつも」なんてないんだ。

これは紛れも無く先程私が彼に問い掛けたものへの返答であった。

「私はこれまで何千、いや、何万という作品を見て、飾った。そのどれもがまったく新しい体験であった。同じではない。同じだと思い込んでいるだけなのだ。」

「……。」

「恥じることはない。それが自然なのだ。しかし、同じ今日は二度と来ない。そう思って1日を過ごせばキミの人生は今の何倍も豊かになるだろう。1日の終わりが人生の終わりだと思って毎日を過ごしてみてごらん。きっと、今とは違った世界が見えてくる。」


私は彼のシャツの丸衿を見ていた。

“ 何故、丸いのか ”

そればかり考えていて、彼の言葉は途中からよく聞いていなかった——。




今回ご紹介した大野ともえさんはDFGで((((( Valley between mountains )))))という個展を開催されました。

そのときの様子は下記URLでご覧下さい♪


((((( Valley between mountains )))))
http://designfestagallery-diary.blogspot.jp/2016/04/valley-between-mountains.html

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

お腹がすいたときは!
【 お好み焼き・もんじゃ焼き さくら亭 】


【 こうたろうのブレない仕事シリーズ 】
こうたろうのブレない仕事 第一話「金縁眼鏡」

こうたろうのブレない仕事 第二話「マスタード色のカーディガン」

こうたろうのブレない仕事 第三話「フラボアを着た職人」

こうたろうのブレない仕事 第四話「鬼」

こうたろうのブレない仕事 第五話「禁断の強アルカリ洗剤」


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
DESIGN FESTA GALLERY

NZi 『in the Glass』

NZi
『in the Glass』
2016.4.24 - 2016.4.27
[WESTアートポケット]

カクテルをテーマとした、作家のNZiさんの
イラストやレジンアクセサリーなどの展示の様子をご紹介します。

平岡鬼成 『墨空間』


 平岡鬼成 『墨空間』
 WEST 1-G:2016.4.25 - 2016.4.27


 墨の色に魅せられ
    墨の持つ不思議な空間、無限の色彩
 墨の黒と和紙の白 
   白黒のコントラストの美しさ


 墨絵の偶然性は必然的

 心のなすがままの自己表現

 流れ出す溢れるおもい

 誰も見たことのない世界を目指して
 一筆の思いを描く


大胆に、ときに繊細な筆遣いで描かれる墨絵の世界。

平岡鬼成さんの独創的でユーモア溢れる作品をご紹介します。


『restart』


『restart』
2016.4.21-2016.4.24 at WEST 2-A

同じ写真教室で写真を学んだ4人+1人による写真展『restart』。
ポートレートという題材を扱いながらも、それぞれに違った個性が光るグループ展示です。

DR. SKETCHY'S ANTI ART SCHOOL TOKYO



DR. SKETCHY'S ANTI ART SCHOOL TOKYO
10YEAR ANNIVERSARY EXHIBITION
2016.4.22 - 2016.4.24

ドクタースケッチーズ
アンチ・アート・スクール:東京 による合同展示会
GALLERY SPACE : 201 , 202 にて開催中!!
※202 SPACE は4/28 まで公開

ぬるぬる繁華街


『ぬるぬる繁華街』
2016.4.22 - 2016.4.24
[WEST1-C]

女子美術大学のビジュアルデザイン専攻のクラスメイト3人による、グループ展の様子をご紹介します。

東京外国語大学シリア研究会


 東京外国語大学シリア研究会
 WEST 1-F:2016.4.23- 2016.4.24

シリアと聞いて思い浮かぶもの
紛争、困窮、悲壮、止まぬ暴力、涙を流す人々…
もちろんこうしたイメージは現実だ
しかし私たちはこれらが現実のすべてではないと気づかされた
・・・

2012年春に発足し、現在20人程の学生がシリアとの交流、研究を
行っている東京外国語大学シリア研究会の皆さんの展示会。
私たちの知らなかったシリアの姿を見る事ができる、貴重な機会です。

夕/ごめん 『さよなら 先輩』


 夕/ごめん 『さよなら 先輩』
 WEST 1-G:2016.4.22 -  2016.4.24

  -さよならをしなければ大人になんてなれないねと、あの人が言った。-

夕さんの写真とごめんさんのイラストレーションで描く、

切なくて愛おしい“さよなら”の風景。

紙とナイフ 『紙とナイフ展 vol.6』


紙とナイフ
『紙とナイフ展 vol.6』
2016.4.22 - 2016.4.23
[WESTアートポケット]


ペーパーアート・グラフィックデザイナーの
風間孝浩さんと、切り絵作家の滝田佳美さんのユニット、「紙とナイフ」。

箔と紙で描く、上品な光をたたえた美しい世界。
第6回目となる今回は、生き生きとした猫の作品が登場します♪

箔と紙のデザイン文具も販売されています!

一花めめ 『××中毒展』


一花めめ
『××中毒展』
2016.4.22 - 2016.4.24
[WEST1-A]


新潟で専門学校を卒業後、
フリーで活動しているイラストレーターの一花めめさん。

今回、初めての東京での展示会開催となります。
女の子をメインにしたイラスト原画とオリジナルグッズを展示販売中!
中毒になっちゃいそうな乙女の魅力が溢れるキュートな空間へようこそ♪

DFGスタッフ 'こうたろう' のブレない仕事 第五話 「禁断の強アルカリ洗剤」


まさかこの記事に辿りついた方にデザインフェスタギャラリー(以下DFG)を知らぬ者は居ないだろう。

毎日、多くのアーティストが入れ替わり立ち替わり展示会を開催する刺激に満ちたアートギャラリーだ。
アートの宝箱と言ってもいいだろう。

そんなDFGではどうしたって使う毎に会場が汚れてしまう。
しかし、出展経験がある方はご存知だろうが、いつもキレイな状態を保っている。


一体、誰がきれいにしているのか……?


その疑問はこのブログ記事 こうたろうのブレない仕事 シリーズで明かされるだろう。
ブレない仕事に定評のあるこうたろうであるが、
裏方に徹する彼のことを知る者はまだまだ少ない…


さて。


今回は WEST館 の2階スペースを清掃する職人・こうたろうに完全密着してみた。


床の状態を入念にチェックする職人・こうたろう。
緊張感の走る瞬間だ。


DFGに代々伝わる秘伝の強アルカリ洗剤。
水で20倍に薄めて使用する。

これは本来木材を痛めてしまう諸刃の剣だ…
私は逡巡した。アルカリ性洗剤が木材を痛めることは明らかだ。

無論、そんなことはこうたろうもわかっているはずだが…


「オッケー!」

オッケーが出た。


バケツに直接水を汲めるスペースがないため、
手に水を組んで地道に20倍まで薄めるこうたろう氏。


早速スポンジを使ってひどく汚れた箇所を入念に磨いていく。
事実、頑固な汚れにはこの強アルカリ洗剤は効果覿面なのだ。

私は彼に聞いてみた。

「クリーニングまで受け持っているのですか。さくら亭のエントランスギャラリーのことも含め、裏方に徹するとは言え本当に幅が広いですね。」

手を休めずに彼は答えた。

「展示会場が汚れていては、出展者が気持ちよく展示が出来なくなってしまう。当たり前の範疇だ。」

「それは勿論そうですが、一人で全部やるとなると、忙し過ぎていつか体を壊してしまいますよ…」

「…必要としている人がいる限り、私は休まない。もっと言うと私はこれを仕事だとは思っていない。」


もくもくと作業を続けるこうたろう。

「どういう意味ですか?」

「私がこれを仕事だと思っていたならば、私はどこかで手を抜く箇所を見出すだろう。時間や賃金という概念に縛られるからだ。私はこれを趣味の延長だと思っている。度合いにもよるが、自分の趣味に対して自分が納得の出来ないところに完成点を置くことはないだろう。」

「た、確かに…」


その後、ステインを塗り始める。
なんという手際のよさだろうか。
みるみるうちにフローリングが蘇っていく。

「…さっきの話の続きだが、一つだけ忠告しておこう。『忙しい』という言葉は『心』を『亡くす』と書く。私は忙しいなどという言葉は使ったことはない。『忙しい』と口にした人は、きっとその瞬間に何かを失っているということだ。その状況を楽しめるくらいの気概が欲しいものだ。

私は自分の膝が震えていることに気付いた。
眼の前にいる男は紛れもない「本物」であった。

どうやら、私が想像している以上の器の持ち主のようだ。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


ちなみに、これが塗り直しをする前の床。

什器などを移動させてしまうとどうしても剥がれてしまう…



床を磨いてステインを塗り直したところ。
傷は目立たなくなり、全体の色が落ち着いた印象に。

渇くのを待って、更にワックスをかけて完成!

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



そして最後の仕上げ。
窓の外はもうすっかり暗くなっていた。

ワックスをかけるこうたろう。
その表情からはどう見ても苦痛が感じられるのだが、私は何も言わなかった。

野暮な心配など、本物の職人の前では全て杞憂に終わることは明らかだ。


——翌朝。

私は WEST館 2階 スペースに足を運ぶと、完璧とも言える美しいスペースがあった。

こうたろう。

彼は多くは語らない。
彼の仕事が語ってくれる。

目立った仕事をしているわけではないが、
そんな彼を慕う者は今後増えていくものだと、私は信じて止まない。


【 こうたろうのブレない仕事シリーズ 】

こうたろうのブレない仕事 第一話「金縁眼鏡」

こうたろうのブレない仕事 第二話「マスタード色のカーディガン」

こうたろうのブレない仕事 第三話「フラボアを着た職人」

こうたろうのブレない仕事 第四話「鬼」


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
DESIGN FESTA GALLERY

木藤富士夫 『屋上遊園地 上野松坂屋・東急プラザ蒲田』 2016.4.19 - 2016.4.25


木藤富士夫 『屋上遊園地 上野松坂屋・東急プラザ蒲田』
2016.4.19 -  2016.4.25

昨年の公園遊具展に引き続き、『屋上遊園地』をテーマにした
楽しくてあったかくてちょっと切ない、懐かしさ溢れる写真展をご紹介します。

Galaxsei 『Maiden Marchen』


Galaxsei
『Maiden Marchen』
2016.4.18 - 2016.4.20
[WEST1-C]

テンプル大学タイラー・スクール・オブ・アートの学士号を取るためにアメリカから来たGalaxseiさんの個展の様子のご紹介です。

ミツマチヨシコ 『影彩展・10「音楽小」展』


ミツマチヨシコ
『影彩展・10「音楽小」展』
2016.4.19 - 2016.4.21
[WEST1-A]

切り絵作家のミツマチヨシコさんの
音楽をコンセプトにした作品展示の様子をご紹介します!

LICCA 『女子高生andMORE』


  『女子高生andMORE』
 LICCA
 WEST アートポケット:2016.4.14 -  2016.4.20


現役女子高校生LICCA(リカ)さんが感じ、描く、“女子高生”の姿。

初個展の様子をご紹介します!

Albina Albina



Albina Albina 『少女迷宮 展』
2016.4.14 - 2016.4.20


終わらない御伽噺に迷い込んだ、少女たちの物語。


erikaさん、motocaさん、sayoさん
三人のアーティストによって結成された「Albina Albina」
「少女」を表現することだけを目指す撮影チームによる展示会。



『青山学院大学美術部 新歓ギャラリー』


青山学院大学美術部 
『青山学院大学美術部 新歓ギャラリー』
2016.4.16 - 2016.4.18
[EAST 303]

毎年活動している青山学院大学美術部は
今回も様々な個性あふれる作品を魅せます!
青山学院大学美術部のメンバー約10人による、
新歓のこの時期をもって行われたグループ展の様子をご紹介します。

ファントムペイン『JUSTICE』


ファントムペイン
『JUSTICE』
2016.4.18 - 2016.4.18
[EAST202]

作家のTGさんとbuttogelightさん、
2人による6回目の展示のご様子をご紹介いたします。

sena 『泡沫少女』


 『泡沫少女』
sena
WEST 1-A:2016.4.16 -  2016.4.18


泡のようにはかなく、美しい姿。


senaさんの初個展をご紹介します!


WAVE TALE and more 『海の・・・展4』



WAVE TALE and more 
『海の・・・展4』
 2016.4.16 - 2016.4.17
[EAST101]

「海」をモチーフしたものが全部♡ここに集まっていますよ!
4回目となる今回もとても賑わっています☆
プロアマ手作り作家17組+ゲストによる海系雑貨の販売展示会の様子をご紹介します。