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若叡


若叡
2020.3.13  -  2020.3.15
[ WEST 1-A ]

公認心理師である若叡さんによる個展が開催されました。本展示はコンセプチュアルアートの展示会で、作品を通して深く物事を考えることができます。それでは、作品の一部をご紹介いたします。




まっさらなキャンバスが並ぶ壁面。皆さんはこれらのキャンバスを見て、どのようなイメージを浮かべたでしょうか。好きなものや楽しかったこと、反対に悲しいイメージを投影された方もいらっしゃるかもしれません。この作品は、各々の自由なイメージで作品を創り上げて良いとのことです。鑑賞した日の気分によっては違ったイメージが浮かんでくるのではないでしょうか。そして、投影するという行為により、このキャンバスは自分自身を映し出すスクリーンの役割を果たしてくれるのです。


こちらは、「Atheism」(無神論)と書いてある紙で折り鶴を折っている作品。折り鶴は様々な願掛けのために作られますが、無神論と書かれている紙を使用することで矛盾を生んでいる作品になっています。


こちらはメディアの進化をコンセプトに制作された作品。メディアや科学が進化していくことで、私たちの生活は大きく変化していきます。変化する環境により、人間自体も自ずと変わっていきます。時代毎に人間の思考は異なっていくため、人間という生き物を理解するには環境の変化も重要な情報と言えるでしょう。
写し出されているのは、図書館の本が散乱している様子。昔から図書館には多くの情報がまとめられていました。しかし今はネット社会へと時代が変わっていくことで、図書館の重要度は低くなっているのかもしれません。


若叡さんの作品は、それぞれの作品に異なるコンセプトがありますが、根本にあるテーマは共通しています。公認心理師の観点から考える世界というのがどの作品からも感じ取ることができるのです。そしてそれは、若叡さん本人を表現しているかのようでありました。



作家情報

 若叡
   https://www.instagram.com/pathographics/?hl=ja


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