東京写真倶楽部
渡部裕也、中西犬人、小野田浩司、写真展「東京」
2015.12.4 - 2015.12.6
WEST 1-G
男性3名による「東京」を切り取った写真展示会です。
ひとえに「東京」と言えど、これだけ国内だけならず、世界中から文化や人々が集まった巨大都市です。
その切り取り方も一様ではありません。
渡部裕也さん、中西犬人さん、小野田浩司さん、
それぞれの思う「東京」を感じられる写真展に仕上がっています。
渡部裕也さんの写真作品です。
渡辺さん単体でのタイトルは「東京凡凡」、ありのままの東京を写したということでしょうか。確かに、そこに映るものは特別なシチュエーションではなく、ひょっとしたら自分が同じ場所を歩いて居ても何の違和感もないような、そんな空間。
都市が持つ「孤独感」のようなものを感じるのはぼくだけでしょうか。
昼間の雑踏も嘘のように、夜の街角は静かにモノクロの似合う風景に。
構図がキレイで個人的に好きな1枚です!
続いて、普段はイラストレーターの仕事をされているという中西犬人さんの作品。
「THE 東京」といった塩梅の大きな写真が2枚。
高層ビルやアパートがこれでもかという程に密集している様が手に取るようにわかります。
普段、これだけ近くで街中を上空から撮った写真を見ることってあまりないですよね。
中西さんは建造物に高い関心を持たれているようで、故・丹下健三さんの名を挙げていらっしゃいました。
「建築物の中に入るということは、建築家の頭の中に入ったようで面白い」という中西さんの言葉が強く印象に残りました。
小野田浩司さんの作品です。
小野田さんの写真からは、ぱっと「ノスタルジック」、「下町」といったキーワードが頭に飛び込んできました。
ご本人の意図したものと合致するかはわかりませんが、ぼくと同じ感覚を享受する方は少なくないはず…。(たぶん)
東京の下町っていいですよね。
四国出身のぼくには縁もゆかりもないはずの東京の下町が、何故か懐かしさを感じさせてくれます。
東京写真倶楽部 は明日(12/6)まで!
facebookページもあります。要チェックですね!
https://www.facebook.com/events/1498208310475991/
chida