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honeycomb 『Our hour』


honeycomb 『Our hour』
2021.8.4-2021.8.6
[WEST 2-A]

中高生の時代を共に過ごした6名。
2020年、誰も予期しなかったパンデミックをきっかけに離れ離れになってしまった彼女たち。
1年を経て、それぞれの道を歩む彼女たちの地続きの表現方法が「時間」をテーマに展開されています。
一部となりますが、展示の模様をご紹介いたします。



一日を6つの時間帯に分け、一日を表現している本展。
こちらはAM 4:55を、海辺に佇む少女を捉えた写真で表現しているmerii.さんと、AM 6:45を丸いキャンバスに鮮やかに彩られた抽象画が印象的なyunaさんの作品群です。
いずれも早朝ではありますが、薄いブルーを基調として統一感のある作品展開されていたり、対照的に暖色を基調に鮮やかに表現されていたりと、お二人の朝の表現の違いに個々の認識の差が作品の深みを増しています。



オムライスやピザ、食後のスイーツなど、楽しいランチタイムを彷彿とさせるキュートでグラフィカルな村田さんの作品群は、いずれも断面が同じパターンの層になっており、様々な想像力を掻き立てます。
そしてluka yoshiharaさんは、アクリル版にペイントを施したり、紗幕に夕暮れの街をレイヤードしてみたりと、様々な手法で日が沈みゆく様子を表現されています。様々な視点から見る夕方の景色を映し出しているようですね。



PM 20:00。静かな夜に転がる様々な形状をした石。マうカさんの立体作品は、“石”ではありますが、何かの生物にも見える少し奇妙な形をしたものばかり。静かな夜には、石さえも動き出して見えそうな、そんな不思議な感覚を研ぎ澄ませます。
そして1日の最後、AM 0:34は楽しい乙女たちの時間。尾崎美空さんは、リラックスした女の子たちの自分たちだけの夜の楽しい時間をファンシーなイラストで表現されています。明日に備えて自分を高めたり、1日の終わりの開放感がありありと伝わります。

「芸術」というジャンルで繋がった6人。
今歩んでいる場所は違えど、生きている時間は同じ。
それぞれが生きて見ている景色、進む道は、別々だけどどこかで繋がっている。
そんな6人だからこそ表現できる、絆が感じられる優しい空間となっています。
あなたも是非、自分自身の良き一日を大切に振り返ってみてはいかがでしょうか。

本展は本日8/6(金)まで。

<スペース詳細はこちら>

[WEST 2-A]

staff kome