バナーエリア

このブログを検索

睡眠/りれか/佐藤瞳 『3人展:3つの個性』



睡眠/りれか/佐藤瞳
『3人展:3つの個性』
2021.8.1-2021.8.7
at EAST アートコーナー2F

睡眠さん、りれかさん、佐藤瞳さんの3名によるグループ展。
共通して絵画を主体としながらも、それぞれが全く違った作風やアプローチで手がけた作品が並び、見応えのある展示が開催中です。



展示タイトル『3人展:3つの個性』が表すように、それぞれの個性が前面に出た展示空間。
同じ美術学校に通うという3人が描きためた作品が所狭しと並んでいます。




現在、EAST館の玄関口 アートピースで開催中の『blue展』にも出展中のりれかさん。
DFGでの展示経験を経てお馴染みとなった鮮やかな青を基調とした作品を中心に構成されています。




青の作品は『blue展』でもご覧になれるので、こちらの記事ではまた違ったトーンの作品を紹介。
マーブリングを多用する作品が特徴的なりれかさんの作品のなかでも、ひときわ様々な色が見え隠れする、表情豊かな作品です。




続モチーフの形態を崩し、抽象と具体の間を揺らいでいるような作品が印象的な佐藤瞳さん。
引きで見るとと寄りで見るのとでまた違った印象を与える、多面的な作品です。




「未成年」というタイトルの象徴的な作品。
たばこと、タイトルから想起するにアルコールの間を持つ手が至る所からフレームインしているような構図です。

コロナ禍で殊更にさまざまな機会を奪われている若い世代の、鬱屈とした心情を表しているようにも見えます。




シュールかつ暗い影の落ちるような主題を表現している睡眠さん。
今回展示されている作品はどれも皮肉が効いていて、その意味を考えさせられるようなものばかりです。




スマートフォンの画面を通してオンラインで誰かと繋がっている様子が象徴的に描かれた作品。
背景が黒ベタであったり、画面の内と外が繋がっているというか、堺が曖昧になっている部分は示唆に富んでいます。


見事に三者三様の個性が凝縮された『3人展:3つの個性』は8/7(土)まで開催中。
在廊中や公開制作などもしておりますので、ご無理のない範囲でお立ち寄りください。



//////////////////////////////////////


睡眠
専門学生、絵描き

りれか
2018年から活動開始。

佐藤瞳
美術の専門学校で絵画を勉強しています。狂気や奇妙さをベースにポップな色使いで制作しています。


//////////////////////////////////////


<スペース詳細はこちら>

[EAST 2F ART CORNER]