工学院大学美術意匠部 『陰影』
2020.3.24 - 2020.3.26
[ EAST 302 ]
工学院大学の美術部の皆さんによるグループ展が開催されました。美しく輝く展示スペースとなっており癒しの空間となっています。展示風景をご紹介いたします。
今回の展示は「陰影」をテーマに制作された作品が展示されています。絵画や立体作品が並び、陰影の捉え方が各者様々で、一つ一つじっくりと鑑賞することができます。
こちらの立体作品は、一見展開図のような不思議な形状をしておりますが、実は、下の面の形は立体部分の影を表しています。ある1点から光を当てることで、同じ形の影を生み出すことができます。影を主とした作品作りをされています。
こちらは花の影をイメージして制作された作品でしょうか。染物のような模様と背景のグラデーションが綺麗な作品です。
和室全体を細かく再現されたこちらの作品。どの箇所も精密に作られており、驚かされます。奥には静かに灯る行灯。情緒あるミニチュアな世界に癒されます。
こちらの河童の立体作品は、肉体の凹凸がリアルで今にも動きだしそうです。実際には小さな作品ですが、実サイズよりも大きく見える迫力があります。
虎と月がとても神々しく描かれています。月明かりに照らされている虎は何を見つめているのでしょう。とても縁起の良いパワーを与えてくれるような気がしてしまいます。
そして、部屋全体を彩っているのがこれらの灯篭。透明感のある色彩がとても美しく、心を穏やかにしてくれます。これらの灯篭は、美術部の皆さんで制作された共同作品なのだそうです。
和柄やポップなデザインなどバリエーションは豊かで、近くで鑑賞しても楽しめるものばかりです。
こちらの灯篭はとてもユニークなデザインで、非常口マークが描かれています。美しさと面白さを兼ね備えた作品です。
3/26までの展示ですので、各作家さんの作品と美しい光の空間をぜひ直接ご覧ください!