2020.2.28 - 2020.3.2
[ EAST 301・302・303 ]
明星大学の写真部による大規模な写真展が開催されました。今回はEAST3階の3スペースで数多くの写真が展示されています。それでは展示の一部をご紹介します。
本展示は卒業生と在校生による合同展示で、スペースを分けて展示されています。
先ずは、卒業生の展示スペースに入ってみましょう。
各作家さんの個性が溢れる展示となっており、写真のテーマがはっきり伝わってくる作品が並んでいます。強いインパクトを放つ作品から微かな陰影で表現している作品まで幅広く楽しめます。
こちらの作品は遠い懐かしさを感じさせてくれる作品です。街並みや道路、学校が写っており、子供の時によく歩いた通学路を思わせます。もちろん、自分が通っていた学校ではなく通学路でもありませんが、当時の気持ちを思い出させてくれる心の中でも鑑賞できる作品です。
こちらの風景はとても幻想的な色彩で写し出されています。現実と夢の間のような世界は、一瞬別世界へと意識を飛ばしてくれます。
日常の一場面を切り取ったような写真と、ドライブをしている場面から、どこか旅行に出かける時のワクワク感を感じさせます。
白いベールで包まれているかのような神秘的な世界観は、柔らかい光が差し込み鑑賞者をも優しい気持ちで包み込んでくれます。撮影で使用された花も押し花となって一緒に展示されています。
半立体となって展示されている写真もあります。展示方法が違うと、同じ写真でも感じ取り方が変わってきます。
女性の美しさを自然の美しさと同時に写真へと収められています。被写体の人物だけではなく、背景やその場の空気が一体となって混ざり合っている様子が、世界観をさらに魅力的にしています。
こちらの作品は卒業生による合同制作のテーマ作品。テーマは「パレット」。各人に異なる色を割り振り撮影された作品は、カラフルで個性溢れる写真ばかりですが、全体を離れて鑑賞してみても綺麗にまとまっています。部員の仲の良さ、強い結束力を感じました。
次に在校生の展示スペースです。共通テーマ「大人」で撮影された写真を展示しています。
各々が思う「大人」が写真として表現されており、なるほどと思わせてくれる作品ばかりです。子供の頃に思っていた「大人」と大人になってから思う「大人」はだんだんと変化していくのでしょう。
こちらは珈琲の写真。珈琲といえば苦味がありますよね。たしかに苦味を好んで口にするようになるのは大人になってからという印象があります。
今回ご紹介できたのは展示作品のほんの一部ですので、ぜひ足を運んで鑑賞してみてはいかがでしょうか。3/2までの展示となっております。
スペース詳細▽
[ EAST 301 ]
[ EAST 302 ]
[ EAST 303 ]
Staff Chi