『世界生福』
2019.10.4 - 2019.10.6
[EAST 101]
「こんな糞みたいな世界を生きる人々を幸福にするのは絶対に俺達のアートだ。」
アートで世界を救えるか?
アートで人を幸せにできるか?
アートに救われた私たちが動かずして誰が動く!
世界を生福するアート集団、ここに誕生。
ShoyoRepublicさんの熱い鼓舞により幕を開けた『世界生福』。
世界生福とは一体何か。
アートに対して規制が強くなっていく昨今、行き場を失うアーティストも少なくない。
何をやってもいい!これがアートだ!そう胸を張って言える場が世界生福である。
会場となったEAST 101では多くの作家さんが集まり思い思いのライブペイントをしている。
こちらのスペースではアーティストのmomoさんがライブペイント中。
ダークな色にビビットな色が乗り画面の中を泳ぐように筆が踊る。
完成した作品は飲み込まれてしまいそうなほど力強い。
ご挨拶をするとお名刺をいただいた。
絵の具たちは画面の中だけに留まらず彼女の手のひらでも踊っていた。
その手でお名刺を渡されるのはこの上なく心地がよかった。
翠川縁さんの優しいタッチがいつもより荒っぽく感じた。
それは悪い意味ではなく、アートで何かを成し遂げるための強い意志が世界生福の空気によってより強くなりタッチに力強さが出ているように思えた。
それでも芯になる優しさは消えていない。
ここでしか見ることのできない翠川縁さんの新作である。
TAKUYA TAKEUCHIさんはライブペイントだけでなくワークショップも行なっている。
アートに対して、自分の作品に対して人一倍真面目で、且つ心優しい彼は人々がアート楽しめるようになるための努力を惜しまない。
このワークショップ、500円で誰でも参加できるというのだから驚きだ。
wanacoさんのライブペイントはとにかく美しい。
ダンスを見ているかのような美しさで見惚れてしまう。
軽やかなステップ、美しい筆先から生まれるものは裏腹にドスの効いたものである。
人間の深い奥底にしまった誰にも見せることのない感情をむき出しにされたようで中毒性が高い。
まいてぃーさんから生まれる絵は全て笑っているように感じる。
幸福感に溢れ、それらは見ている人までも幸せにする。
ほとんどの絵に人が描かれているわけではないので伝え方が難しいがとにかく『絵が笑っている』のである。
彼女の笑った顔が美しいように、その人柄の良さが絵に現れている。
絶対に見逃してはいけないのが何を隠そう世界生福の創始者であるShoyoRepublicさんである。
いつみても彼のライブペイントは圧巻だ。
実際、彼の言葉に、彼の絵に、彼のパフォーマンスに心動かされアーティスト魂に火をつけられた人がどれだけいるだろうか。
今回も彼がライブペイントを始めると、彼を見るのではなく絵を描き始める人が何人もいた。
彼はアーティアスト界の起爆剤なのだ。
『モノクロはカラフルだ。』彼は度々こう言います。
彼は確かにモノクロの画材しか使わない。
ただ彼のパフォーマンスを見ていると心を掻き乱され、心の中でいろんな色が生まれ気づいたらカラフルになっているのである。
これほどまでに激しい彼のライブペイントを1度その目で見ていただきたい。
お恥ずかしながら、わたくしスタッフすーじーの誕生日サプライズを世界生福の皆様に激しめにお祝いしていただきました。
まず間違いなくこの世で最初に生福されたのはこの私です。
感謝してもしきれません。
皆さんもぜひこの空間でしか味わうことのできない空気を体感しに来てください。
きっと世界はアートで変わります。
入り口に飾られたTaKu‘ ,nさんの世界生福のために作られたコラージュ作品にも大注目です。
本展は6日まで!
【アーティスト一覧】
あかやまゆぃ
ShoyoRepublic
TaKu‘ ,n
Takuya Takeuchi
nana
伴野真介
星ヲ輪ユメカ
まいてぃー
翠川縁
よくばりChamaeleon.
wanaco
70m naomi
成宮成人
白黒灰脂
momo もも
なかがわ寛奈
Ryo
りあさ
rin
kanon
【 展示スペース紹介はこちら EAST 101 】
staff すーじー