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M+『今日はいちだんとエクスタシー』(301)

M+『今日はいちだんとエクスタシー』
2017.12.19 - 2017.12.24
[EAST 301]


[EAST 304], [WEST 2-B]でも同時開催中の学生アーティスト集団「M+」による『今日はいちだんとエクスタシー』。[EAST 301]スペースでは11人のメンバーによる様々な作品が展示されています。
展示の様子を一部になりますがご紹介いたします。


井上園子《うちゅう》(上)/《ヒトについての習作》(下)

普段等身大のヒトのドローイングや立体を多数制作している井上さんのこちらは映像作品。ヒトの進化の過程が井上さんならではの解釈で表現されています。展示スペースにはドローイングも併せて展示されていて、無数のヒトがご覧いただけます。ページをめくっても続くヒトの絵は似ているようで同じものがありません。


ツヅキエイミ《未完》(上)/《好きだからキスをする それだけのことがとても難しくて 本当はとても簡単だ》(下)

絵画の中に文字を取り入れる手法を用いた《未完》。書かれた文章と背後にある女性像が重なり、人物の内面が激しく吐露されています。この作品の前に立つと否が応にもその人物の感情が流れ込んでくるかのよう。また下の作品には長いタイトルが付けられていて、そのタイトルから受ける言葉の強さと水彩で制作された淡く優しい絵のタッチとが対比されています。有無を言わさぬ視覚イメージを見るものに与えます。
またツヅキエイミさんは現在新宿ゴールデン街「マチュカ・バー」にて初の個展『地獄でまってる』を開催中。本展で作品が気になった方はそちらも是非覗いてみてくださいね。


tano mado《葛藤を抱えながら、それでもフリスビーを追いかける。》

田野勝晴さん佐藤まどかさんによるユニットtano mado。
スペース内の壁の一面を使って様々な作品がディスプレイされたお二人の空間から受ける印象はとても和やか、まったりと落ち着いた雰囲気があって休日に公園で飼い犬と遊んでいるような雰囲気、、なのかと思いましたが、一つ一つ作品を見ていくとタイトル通り和やかな中にも葛藤があるのだと思わせられ、描かれた動物たちが妙にリアルに思えてくるのでした。


スペース内をぐるりと見てまわっていると、テーブルの上に一冊だけポツンとブックレットが。
片山柊《In/Out》

片山さんが砂丘を訪れたときにおさめた写真が一冊の本に綴られています。
ページをめくる度に非現実的な美しい光景が広がっており、ただただ目で追っているだけなのに気づけばなんだか癒されている自分がいました。是非手にとって見てくださいね。


降矢 恵里《記憶 ポテトM》/《夢十夜(製本)》(下)

鈴木理砂《みんな生きてます。》 

勝吉玉光《金継》

村井秀《歪(ひずみ)》

城井音々《A Divine Image》

大藤千佳子《雨の記憶》(上)/《青の温室》(下)


展示は本日が最終日となります。
恍惚となる瞬間、忘我の瞬間というのは人それぞれ、様々な表現のカタチがありました。
作品多数の為すべてのご紹介はできませんが
続きは是非直接足を運んでご覧いただければと思います。
ご来館お待ちしております。




-301出展者(50音順)-

井上園子 (東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 2年)@s1114j
大藤千佳子 (武蔵野美術大学 造形学部 日本画学科 2年)@111Chikako
片山柊 (東京音楽大学 3年)@_syukatayam_
勝吉玉光
佐藤まどか (武蔵野美術大学 造形学部 芸術文化学科 3年)
城井音々 (武蔵野美術大学)
鈴木理砂 (東京藝術大学)
田野勝晴 (武蔵野美術大学)
ツヅキエイミ@a_ei_mi_y
降矢恵里 (武蔵野美術大学 3年)
村井秀 (武蔵野美術大学 3年)


< M+>
武蔵野美大・東京藝大・東京音大の学生など13名が、油彩画・ドローイング・日本画・イラスト・写真・立体・映像・音作品などを出品します。
Website
http://mplusartists.wixsite.com/m-plus
Twitter
https://twitter.com/m_plus_artists

※ デザインフェスタギャラリー内3会場で展示(EAST館301・304、WEST館2-B)
※ EAST館304のみ、初日は12時から

※ 最終日は全室18時まで ※ 23日、24日にライブペイント予定


【展示スペース:EAST 301】

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun