桜屋かのん個展「myroom」
2017.2.19 - 2017.2.25
WEST : 1-G SPACE
「myroom」と名付けられた本展には、部屋の中と外、
内と外という観念を強く意識させる作品が揃いました。
桜屋かのんさんの個展、ご紹介いたします。
会場の広さは面積6.7㎡ほど。
この小さな部屋を「myroom」に見立て、
部屋の内側から、作品を鑑賞しましょう。
「 まど 」
彼部屋の外の様子に興味がおありの様子の女の子。
視線は、展示会場内にいる鑑賞者(私たち)に向いており、
すると、鑑賞者も内側に位置すると考えられる。
私達も、描かれた窓と彼女越しに、
窓の外に目を向けてみよう。
蝶をイメージしたような衣装を着飾った彼女の先、
窓の外側にはりついた、蝶たちを。
窓の外に目を向けてみよう。
蝶をイメージしたような衣装を着飾った彼女の先、
窓の外側にはりついた、蝶たちを。
「 華と風 」
真っすぐに突き抜ける風が、
彼女と衣装を勢い良く揺らす。
彼女足元に咲く花や、
ドレスに縫い付けられたリボンの装飾も。
しかし、彼女は動じる事無く、
優しく瞳をとじて、ひとときの風を、
感じ、楽しんでいる、至福の時。
真っすぐに突き抜ける風が、
彼女と衣装を勢い良く揺らす。
彼女足元に咲く花や、
ドレスに縫い付けられたリボンの装飾も。
しかし、彼女は動じる事無く、
優しく瞳をとじて、ひとときの風を、
感じ、楽しんでいる、至福の時。
前述の通り、本展は「内と外」という観念を用いると、
すっと腑に落ちる表現、描写が多数見受けられる。
部屋の外が描かれている作品も多いが、
「myroom」というキーを手放さなければ、
大丈夫、いつもの場所に帰って来れる。
自分の帰るべき場所が「myroom」であり、
「myroom」を起点として描かれる、桜屋さんが描く物語。
桜屋かのん個展「myroom」
2017.2.19 - 2017.2.25
WEST : 1-G SPACE