2017年1月22日(日)より、デザインフェスタギャラリー原宿では、
小さな小さなアート作品が集まる展示会「最小展」がスタートしました!
展示会場には、絵画全般に用いられる規格サイズ「0号(140mm×180mm)」に
沿った小さな作品が集まっています。
本日は全19ブースの展示エリアの中から、
「AP-7からAP-12」までの出展作品をご紹介いたします!
AP-7 おちあいなな
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻に在学中のおちあいななさんの作品。
テキスタイルを勉強されているということもありその影響が色濃くでた作品です。
小さなキャンバスに描かれているテキスタイルはそれ自体が一つの作品であると同時に、またこれをパターンとして繋ぎあわせればファッションやインテリアなどにも応用できそう。
極小のキャンバスに無限の可能性が秘められています。
おちあいなな
AP-8 とも。
先の『にゃんこ展6』にも出展し、また『とも。の日』と銘打った小展示をWESTアートピースにて月例で開催しているとも。さん。
にゃんこ展のときは大小さまざまなサイズの作品を出品されていましたが、すべて最小キャンバスに描かれた作品は余白と構図に統一感があり、一つの世界観としてまとまりのある展示となっております。
キャンバスの作品はすべて2,000円、そしてこの写真のZINEは600円で販売しています。
手軽に持ち帰れるアート作品としていかがでしょう。
とも。
AP-9 さびつ 『北極星が霞む夜より』
どれも青が特徴的な作品で統一されたさびつさんの小作品群。
中でも個人的にぐっと引き込まれたのがこちらの作品でした。
深く夜の星空を想起させる青が目に飛び込んできて、絵の中の女の子のように佇んでいるような気分になります。目線を下げればそこにはペンギンも同じように空を見上げています。
細やかな線で描きこまれたそれぞれのモチーフからは、不思議と幼年期に見た景色を憧憬するような懐かしさを覚えます。
さびつ
AP-10 ケンタ
少女もチーフでシュールな世界を描いているケンタさん。
大きな作品も見てみたくなりますが、この小さいキャンバスでできる最大限の表現が詰め込まれています。
まるで作家の頭の中を覗いているみたい。
浮遊感が心地よい作品ばかりです。
AP-11 うめつ みき
中でも気になったのがこちら。
タイトルは日なたぼっこですが、日なたぼっこをしているのは網のに眠るように横たわる魚の開きなのか、それともそれを布団のように掛けて眠っている男の子なのか気になります。
たぶん、いや絶対にこの魚たちは焼かれているはずなのにとても和やかな雰囲気ですね。
お手製の絵本ではキャンバスで描かれているのと同様、穏やかで暖かく、そしておいしい(?)おはなしが楽しめます。
うめつ みき
AP-12 カワソエノドカ
さて、今回の最小展で唯一、線画のみのモノクロのドローイング作品を出展しているのがカワソエノドカさん。
精緻な描画力もさることながら、そのタッチで描かれる少年たちの物憂げな表情に引き込まれます。
点数は多い方ではないですが、だからこそ一点一点が丹精に描き込まれていて、まとっている衣装も個性が強い。それぞれに確固としたキャラクター性があります。
カワソエノドカ
以上、「AP-7からAP-12」までの出展作品をご紹介いたしました。
企画展 : 最小展 - 140mm × 180mm EXHIBITION -
開催日時:2017.01.22(日)- 02.18(土) 4週間
開場時間 : 11:00 - 20:00
【作家毎に開・閉場時間は異なります 。最終日は午前中のご来館をお勧めします】
【作家毎に開・閉場時間は異なります 。最終日は午前中のご来館をお勧めします】
開催会場:DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース
入場料:無料
入場料:無料