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並河泰平 『COLORS』



並河泰平 『COLORS』
2016.12.2 - 2016.12.8
WEST : 1-A SPACE

イラストレーター 並河泰平さんの個展
『COLORS』という題の通り、
白色の支持体の上に鮮やかな色彩が展開。
それらを統括する役割として少女が存在する。






水玉模様、ストライプ。
用いられたパターンの組み合わせからは、
マスキングテープコラージュを想像するんだけど、
並河さんの作品はデジタルコラージュ。
(模様を一素材と見なすならば)
凹凸はなく、あくまで平面上で生成される奥行と物語。




その物語内に登場する少女たち、
落ち着き払った表情をしてはいるけど、
どこか幼くて、あか抜けた印象を受ける。

現代にならされている、と言えばいいのか。
複数のモチーフが取り込まれた世界観の海を、
手慣れた様子で、苦も無く泳ぎ切る。
その術というか、経験値の多さが伺える。




デジタルコラージュという手法は、
物質的にも労力としても省エネで、
現代的な手法だと思うのです。

物質で溢れた時代に生まれた世代にこそ、
初めて与えられたスキルというか、バランス。

インクジェットプリントの作品であれば、
出力された少女の構成要素はインクだけど、
元を辿れば彼女はデータでしかない。




今回は「コラージュ的」という見方から、
文章を綴った次第ですが、並河さんの作品は、
選択するモチーフ、またその処理の観点から、
デジタルデータとして適した表現を選択されていると考えます。
様々なテクニックが一つの画面内に詰まっています。

残念ながら会場にお越しいただけない方も、
是非WEBサイトを通じて、作品の細部をご覧になってください。


並河泰平 『COLORS』
2016.12.2 - 2016.12.8
WEST : 1-A SPACE