Dominik Fusina
『French Beaujolais Exhibition』
2016.11.11 - 2016.11.13
SPACE : 303
フランス人写真家・ドミニク・フジナ氏による写真展。
舞台はボジョレー地方。
写真を通じて、ボジョレー地方の魅力をご堪能いただきつつ、
11月17日に解禁されるボジョレーワインをお待ちになられては?
秋、ボジョレーワインの華やかな香りと新鮮な果実味に人々が酔いしれる頃、
ボジョレー地方を象徴するモンブルイ山のブドウ畑は陽光を浴び、
黄金を散りばめたかのように美しく輝く。
夏空とワイン葉の新緑が見せる鮮やかなコントラスト、
静かな冬空に鳴り響く剪定鋏の乾いた音。(キャプションより)
切り取られたのは、黄金という単語がふさわしく感じられるシーンばかり。
その土地、住民の営み、四季、果樹園、ワインの製造過程。
決して寄り過ぎることなく、例えるならば正に次にご紹介する写真、
トラクターの軌跡を眺め、過去を想像させるような段階を踏んでいる。
「ワイン」というワードに触れて、
漫画「もやしもん」でワインに関するストーリーが、
綴られていたことを思い出しました。
舞台は本展示会と同じくフランス。
見開きで見渡す限り一面のブドウ畑が描かれていました。
私事ですが、実家が農業を営んでいたので、
野菜畑を見る機会は多かったのですが、
ブドウ畑の光景はそれとは違いました。
もちろん、ドミニク・フジナ氏の写真はより鮮明で、
鮮やかで、その違いは明らか。
ワインを嗜む習慣が無かったとしても、
興味の矛先を向けさせてしまう、強烈な情景。
ワインの香りが漂わずとも、
嗅覚を働かせたくなってしまう、魅惑的な装いをした景観。
本日、11月13日が会期最終日です。
どうぞお見逃しなく。
Dominik Fusina
『French Beaujolais Exhibition』
2016.11.11 - 2016.11.13
SPACE : 303