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KnitLisa 『KnitLisa MAGNUM』


KnitLisa 
『KnitLisa MAGNUM』
2015.11.26 - 2015.11.26 at WEST 1-A

1ヶ月前にも個展を行ったKnitLisa。
MAGNUMのテーマはそのままに、新作を加えた作品展を開催しました。






冬本番を間近に控え、オススメしたいのがこちらのスヌード。

世界的写真エージェント“MAGNUM PHOTO”のモノクロ写真のような黒と白のニット作品の展示が前回同様のテーマですが、今回のこの新作は毛糸によるグラデーションがとても印象的です。

前回の展示以後に習得した『ダブルフックアフガン』という手法を取り入れています。



こちらの作品も同様、ダブルフックアフガンによる編み込み。
厚みがありながら軽く、肌にすっと馴染む手触りです。


 

前回は「黒と白という縛りがあるので、息抜きにカラフルな靴下を作った」と話していたLisaさんですが、今回は楽しく制作に取り組めたそうです。

話していて驚いたのが、前述したダブルフックアフガンについての話。
ちょうど1ヶ月前の展示のあとに習得した技術を早々と取り入れ,短いスパンでこれほどの作品を発表出来るセンスに脱帽しました。

ただそれはご本人のセンスはもちろん、「手編みを文化として根付かせ、技術を継承して行きたい」という想いがあるからだと、Lisaさんは言います。

「アート作品としてこの場所で作品を発表することで、手芸に興味を持っていなかった人が関心を持ってくれるかも知れない。もしかしたら、まったく別のアート活動をしている人が、自分の作品を見てニットを始めるかも知れない。展示をやることで実際に手に取ってもらえれば魅力が伝わる。そういう地道な活動の先に、ニットが文化として根付いてくれたらいい」



作品を発表するだけで終わりじゃなく、その先を見据えて作家活動をしているからこそ、次々に作品を創造出来る。
Lisaさんの活動の原動力は使命感と呼べるほどの強い信条でした。


本日のみの展示ですが、冬まっただ中の2月にまた展示を考えているそう。
冬真っ盛りの頃、また新しい作品が見れるかもしれません。

【使用スペース:WEST 1-A】

DF STAFF isaka