展示期間中の 2015年3月14日に、
19歳の誕生日を迎えるShintaroさん
18から19へ
19から20へ
永遠の17歳なんて言葉もあるけど、
法律的にも環境的にも変化に富んだこの時期に、
個展を開催中です。
会場はEAST館:304 スペース
「 100枚の思い出 」
18歳でいるうちの1年間、
沢山の写真を撮りました。
広い壁面全体にスクエア型の写真が揃い、並んでいる。
シャッターを切った本人にとっては、
ありふれた対象が捉えられているかもしれないけど。
他人からは捉えることが出来ない視点。
また狭い画角で切り取られたありふれたそれは、
見返すと、なにものであったのかわからなくなるくらい、
別物に見えたりもする。
しかし、全てはまぎれも無く、自らの記憶を通過したはずの思い出。
「 18歳の僕のお気に入り 」
18歳の僕の選んだ、ベストショットです。
「100枚の思い出」の横に位置する写真作品。
Tokyo Midtown の文字が見える。
紅白柄の帯に、パイロットの文字を見つけた。
神社のおみくじもそうなのだけど、
私個人は、願いを綴る瞬間よりも、
それを結びつける瞬間の方に興味を注がれる。
「結ぶ」という行為に気を取られ、
願いを叶える目的を一瞬忘れるから。
「 STOPPER -hacker- ゴム栓 USBメモリ 」
Shintaroさんが制作された映像作品内で使用された
アイテムがこの「ゴム栓 USBメモリ」とのこと。
初見、本当にバスタブの底にはめ込みたくなる
衝動に駆られましたが、底部の突起に気付き、
それはまずい。濡れたらやばい、壊れる!
大変、スリルを感じる作品である。
「 KARATE 」
Shintaroさんが13年間続けている空手。
今作は空手とアートを繋げたいという想いから
PhotoShopにて制作された一作。
動作、一連の流れを制した紙の上で表現すること。
濃く描かれたのは動作の終わりに近しい場所であるが。
同時にそれまでの経緯も、残像のように描かれている。
ふと、時分が18歳のときに何をして/何を考えていたか。
もっと、時に流されるように生きていたと思う。
ましてや、作品という形にして、
第三者に見てもらうことなんて意識の片隅にも無かった。
複数のアプローチ方法を既に獲得しているShintaroさん
今後も是非、勢力的に活動して頂きたいです。
Shintaro 『18 EXHIBITION』
会期:2015.3.13 - 2015.3.15