今年の春、多摩美術大学大学院グラフィックデザイン広告デザイン研究ゼミを卒業された
北海裕里子さんとカマン・ウォンさん。
実在のイベントや商品を新たな視点で練り直し、広告キャンペーンを企画し、デザインを形にする…2人のアイディアが詰まった修了制作展のご紹介です!
■北海裕里子さん
■カマン・ウォンさん
北海裕里子さんは「ファッション・ウィーク東京」の広告キャンペーン、
カマン・ウォンさんは「Lonely Planet(旅行ガイドブック)」を手掛けています。
ファッション・ショーや展示会などの華やかなイベントを身近に感じられたり、
旅行がさらに楽しくなるようなアプローチだったり、消費者側をまさに
ワクワクさせてくれる提案が壁一面にびっしりと並びます。
会場にはプリントを施した透き通った布がハンモックのように吊るされていて、
風を受けて柔らかに揺れる様子はイベントや旅行の非日常感を連想させる
すてきな空間演出に・・・
4月から北海さんはウィンドウディスプレイ関係のお仕事、カマンさんは世界的な
おもちゃメーカーでお仕事をされています。
形を変えて、お二人の作品がこれからは実際に私たち消費者の目に触れるようになる・・・いったいどんなワクワクを届けてくれるのでしょう!
今後のご活躍も楽しみにしたいと思います!
DF STAFF nakagawa
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■カマン・ウォン
アートディレクター・グラフイックデザイナー
2009年
シンガポールの南洋理工大学のアート、デザイン&メディアの視覚デザイン学科出身
2010年
The Press Room・デザインスタジオに入社。
主な仕事にシンガポールの国立アート・ギャラリー、シンガポールユースオリンピック2010、「SA – Singapore Architect」建築とデザイン雑誌、シンガポール・スルバナ社など。ブックデザインやコミュニケーションデザインなどの領域でデザインの可能性を追求し続けている。
2015年
日本政府(文部科学省)の国費留学生として多摩美術大学大学院修了予定。
現在、Ogilvy & Mather Japan フリーランスアートディレクター。
https://www.behance.net/1kilometre
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■北海裕里子
京都生まれ京都育ち。大学院から神奈川県在住。
グラフィックデザイン、コスチュームデザインを軸に活動。
劇団ソノノチの公演では、「おやすみの砦(2010年)」、「ものがたりの書き物
(2012年)」、「8人のさよならの絲(2014年)」をはじめとし、宣伝美術・衣装・
舞台美術・グッズデザインを担当。チラシから舞台までをひとつのアートワークとして
制作をおこなっている。
2011年
京都大学理学部 高校生向け学部紹介書籍「わくわく理学2」デザイン
2013年
友人新郎新婦の衣装デザイン・制作
2015年
演劇公演「湯けむりに花」チラシ・ポスターデザイン
2013年
AD STARS(釜山国際広告祭)学生部門コンペ最優秀賞受賞
http://yunicowyico.blogspot.jp