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法政大学 小金井写真部 [101-b:3/16-3/22]

法政大学 小金井写真部、今回のテーマは「sensitive」です。



解釈に幅があって、誰にでも撮りやすいのではないかということで、決まったテーマなのだそうです。

多かったのが、季節に関する写真。
降る雪に冬を、咲く花や蕾から春を感じるというもの。
花や雪に関する和歌がたくさん残っている様に、こういう感性というのは古今東西変わらないものだと思うんですよね。
時代が移り変わっても、人の感性に訴えかけるもの。

季節以外では、ポートレイトも数点ありました。

人の心や感情、そうしたものをsensitiveとして表現しています。

いつもは見過ごしていた、かすれた道路標識にはっとする瞬間こそ、sensitivityの働く領域。
思わず「切れ味あるな」と見つめてしまった写真。

セピア色の街や、黄昏時のポラロイド。

なんとなく風情がある景色に足を止めたところ「雨が降り続けなければすぐに枯れてしまうほど小さいけれどまっすぐに伸びていく水路に繊細さと傷つきやすさを感じ、撮影しました。」とのこと。
じんわりと味わい深い写真ですね。

写真の他に、ブックを二冊出していた阿部さんに意欲を感じました!

真っすぐ伸びる竹と差す光が美しいです。

カメラが捉えた、水の一瞬の動き。
コップそれ自体や背景の妙な生々しさにもインパクトのある一枚。

こちらの展示は、22日までの開催になります!


DF STAFF KOZUE