東邦大学写真部の展示です。
全員出している訳ではないのに41点も集まっているところに、活動の活発さがうかがえます。
カラーとモノクロは半々くらい。
部室に暗室があり、現像も出来るそうです。
また、壁面によって額やパネル加工など統一された展示形式が取られているところに、展示への意識の高さ(あるいは慣れ)を感じます。
ポートレートが少なめで、風景、建物、生き物が多かったです。理系の学生ということも関係してるのでしょうか、などとハチや犬の写真を見ながら考えてしまいました。
こちらは写真部で静岡に合宿に行ってきたときの一枚。「怪しい少年少女博物館」で撮ったものだそうです。「表情が撮れないかと思ってアップで撮りました」とのこと。外国人がアンケートで(他は英語なのに)この写真に対しては日本語で「きもちわるい」と書いていったそうです。そんなに人にインパクトを与える写真が撮れるなんて凄いですね。
「長崎 朝・夜」
こんなに違うなんて。
神々しささえ感じる、黄昏時の写真です。実は、写真部で花火大会に行った時の写真だそうです。暗くなる前から集まって場所を取って、話したり、写真を撮ったり(きっと飲んだり)している様子が想像できます。合宿に花火大会、仲がいいですね。
こちらは部活単位ではなく個人ですが、写真部の友達と二人で行った鎌倉で撮ったものだそうです。なんだかとってもノスタルヂックです。
数少ないポートレート。それも正面から真っすぐ、全身をとらえているのもなかなか珍しい気がしました。被写体の美しい佇まいだけではなく、被写体と撮影者がきちんと向き合っている姿勢、関係性も素晴らしい一枚。
「忘却」
左側の新宿の写真が印象的でした。
夏休みが終わりに近づき、旅から帰るところでしょうか。
テーマは自由でしたが、旅行、夏休み、思い出、そして夏の終わりを感じさせるような作品が多かったです。
DF STAFF KOZUE