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チーム乙π『死ニ方用意』[WEST1-B:8/30-9/2]


『死ニ方用意』少し過激な展示名。写真、イラスト、絵画、染色等の作品が勢揃い。
 元々友人だった3名に、SNSを通じて知り合った1名が集ってグループ展を開催中です。





主催者あじのさんの作品です。繰り返し描かれる円形モチーフ、悲しみがこぼれ落ちているような印象を受けます。



グループ展に参加されている一人、木村さんが在廊されていたのでお話を伺いました。
木村さんは現在、京都の美術大学で染色を学ぶ4年生です。今回SNSを通じてグループの中のお一人と知り合い、展示に参加されました。
木村さんの作品は「ろうけつ」と呼ばれる手法で制作されています。
この染色方法は温めて液体にしたロウで染めない部分をマスキングした後、染料をのせます。染料をのせた後に、お湯でロウを取り除くと、絵柄が出てくるという手法です。この染色方法の特色は滲みやぼかしの表現がしやすい点です。友禅染などは「糊」を使用するため、糊が溶け出してしまいますがロウは水に溶けない為こういった表現ができるそうです。


伝統的な絵柄が多い「ろうけつ」ですがこの手法を多くの人に知って欲しいという思いで身近にあるアニメーションをモチーフとした作品を制作したそうです。



こちらはイラストレーションの作品です。スパッタリングした黒色が痛みを感じさせます。

キャンバスにアクリルで描いた作品、下地の赤がグレーを引き立てています。


過激なテーマから連想される言葉、普段さらけ出せない部分を垣間みることができる展示。本日までです。お早めにご覧下さい。

DFスタッフ 上園