朋佳 『インプット・アウトプット』
2021.8.14 - 2021.8.16
[ WEST 1-A ]
空間全体を使った朋佳さんの個展が開催されました。非現実的な体験を味わえる白紙が張り巡らされた空間。その不思議な空間を表現した意図に迫っていきたいと思います。
部屋に入ってすぐ、張り紙があります。
この空間から私を見つけてください。
そして私に話しかけてあげてください。
本展示は、朋佳さん自身を空間を使って表現されたとのこと。これはどういうことでしょう。
壁全体に紙が貼られていますが、所々に写真も貼られています。この写真は朋佳さんが撮影した写真。どれも朋佳さんが好きだと思ったもの、綺麗だと思ったものを撮影されているそうです。
外を歩いていて美しいと感じた光。興味が湧いて立ち止まった風景。それらを切り取った写真は、朋佳さんの感性を写し出したようなもの。展示されている写真は朋佳さんの自己紹介とも言えます。言葉ではなく写真を通して自分自身を知ってもらう作品となっています。
本展示は、観に来られた方を展示鑑賞前・後の2回、顔写真を撮られているようです。撮影理由は、表情の変化を知るため。初めてお会いした方なら、緊張感や警戒心がありますが、話してみると相手がどんな人か少し知れて心が和らぐことがあると思います。展示(自己紹介)を観てもらった後、相手がどのような表情に変化したのか比べられるようにしているそうです。
展示を観て「どうしてこの写真を撮ったのだろう」、「この写真の風景は自分も好きだな」など、感じたことがあれば朋佳さんに伝えてみてください。伝えることで朋佳さんは他者の意見を知ることができ、新たな情報を得ることができます。
ぜひ色々とお話ししてみてくださいね!
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[ WEST 1-A ]
staff:Chi