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成蹊大学美術部 『水無月展』

成蹊大学美術部 『水無月展』

2021.6.25  -  2021.6.27

[ EAST 201 ]

成蹊大学の美術部10人によるグループ展が開催されました。全員平面作品を制作されており、各々のスタイルで描かれた作品を楽しむことができます。


今回の展示は、「夢」と「果実」をテーマに制作されたそうです。どちらか一方のテーマもしくは両方を掛け合わせた内容を平面で表現されています。ポスターは色の種類が多く鮮やかで、まるで展示メンバーの豊かな個性が表現されているようです。



青色が印象的な作品が並ぶ一面。青の冷たさや透明感が爽やかな空気を観る者に届けてくれます。ドレスを着た女性が描かれたこちらの作品は、カーテンの荒いタッチと背景の暗さによって、一層女性をきらびやかなイメージへ引き立てています。



デジタル作品を手掛ける方もいらっしゃいます。光の表現やカラフルな色使いが心躍らせる作品群です。りんごが描かれたこちらの作品は、現代のデジタル技術に逆行し、デジタル画当初のビット感を残して描かれています。荒さが魅力となる独特な作品です。



夢はぼんやりと曖昧な記憶しか覚えていなかったりするので、形にするのは難しいテーマでもあります。しかも非現実的な事象など、不思議なことがたくさん起こります。それでも皆さんは様々な表現方法で作られています。


黒の大胆な面を入れたこちらの作品は、全体のぼやけた雰囲気が謎を生み興味をそそられる作品です。周りの黒は空間としても、視点の移動としても機能しています。


こちらの作品はとても迫力を感じることができます。叫んでいる人物のリアルな描写と明暗のみの空間から恐怖や怒りを感じられます。このワンシーンの前後が気になる物語性のある作品です。

本展示は2日間の展示です。ぜひ会場でご紹介しきれなかった作品もご堪能ください。


<スペース詳細はこちら>

[ EAST 201 ]


staff : Chi