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『ブローチ展』展示レポート vol.2

お洋服や帽子、バッグを気軽に飾ることができるブローチ。アンティーク品はコレクターがいるほどの人気アイテムですが、今ではカジュアルなデザインも多く、個性豊かなブローチを手掛ける作家も増えています。自由に装飾できるので、インテリアとして生活の中に取り入れている方も多いのではないでしょうか。この度、デザインフェスタギャラリーでは、無限の組み合わせで遊べる気の利くアイテム『ブローチ』にスポットを当てた企画展を初開催いたしました。


以下、展示レポートを5組ごとにご紹介いたします。

vol.2

 8:織田ナツミ

 9:とりころん

 10:MOUN10

 11:えのもと みきこ

 12:しじょる


8:織田ナツミ


食べ物をモチーフとして木彫りのブローチを制作する織田ナツミさんの作品。
卓上にはなると、スイートポテト、いちごにお寿司と、本物かおまけのおいしそうなブローチがずらりと並んでいます。




こちらはDFGスタッフにも大人気の鮭の切り身です。
木目がちょうど魚のサシの役割を果たしていてリアルに見えます。
さらに皮の部分の反射も再現されていて、このまま酒の肴にしてしまおうかと思うほど。




続いてはお寿司シリーズ。
酒と同じくマグロの筋と木目がマッチしていて、また赤み具合も絶妙。ネタが大きめなのもポイントです。

イクラの方は一粒一粒が彫で輪郭が整えられ、ツヤは着彩によって表現されています。
海苔の部分もムラなく色が塗られており、さながら一流寿司店の板前のごとく、一切の妥協のない一品に仕上がっています。



9:とりころん



今回はハシビロコウ一本勝負で出展されているとりころんさん。
羊毛フェルトをベースに立体感のある質感と、どこか憎めないドヤ顔(?)のハシビロコウがお出迎えしています。




一つひとつが手作りのハシビロコウ氏は、もちろん表情にも個体差=個性があります。

基本はちょっとにやけているように見えますが、凛々しかったり、少しお茶目に見えたり、それぞれが違ったキャラクターを持っているので、一緒にいて相性の良さそうなお相手を探してみてください。




ミニミニサイズの子どもたちはちょうど親指ほどのサイズ感。
表情は相変わらずですが、やはり愛嬌があります。

ものによっては小さめだったり大きめだったり、個体差があるので用途に合うものをお選びいただけます。もちろん表情で選ぶのもアリです。


10:MOUN10



「創作と発信」をテーマに活動をするMOUN10さんのカラフルなブローチ。
動物をモチーフとしたオリジナルキャラクターをメインに、ひとくせもふたくせもある、それでいて可愛らしい作品が並んでいます。




コウモリやアンコウなど、ちょっとクセのある動物を題材にデフォルメされたキャラクターをブローチ化したシリーズ。こちらはフクロウ。

もちっと丸みを帯びた身体がとても愛らしく、またトップスはもちろん、バッグやポーチなど日頃のコーディネートにワンポイントに取り入れても映えそうなオシャレな仕上がりになっています。カラーバリエーションがあるので日ごとに付け替えて楽しむのにもおすすめです。




MOUN10さんはブローチの他にもソフビ作品を制作される作家の側面を持っております。
こちらはオリジナルのソフビ作品『ゴーレム』。

今回出展されているブローチ作品も、型を作り素材を流し込み、固まってできたものに着彩するというソフビの制作工程にならったもの。ソフビ作品でイベント出展の予定もあるそうで、ぜひチェックしてみてください。



11:えのもと みきこ 『ブローチ展』



続いては刺繍の技法を使って動物モチーフのブローチを制作しているえのもとみきこさんのブローチ。動物の毛の表現と刺繍の糸はまさに相性抜群です。

なかでも犬や猫モチーフのブローチは種類が豊富で、毛並みも忠実に再現されています。
手のひらサイズのモフモフです。




動物だけでなく、意味の生き物も並んでいます。

魚もまた、犬や猫のように個性的な紋様をもつものを作られており、ビーズなど鱗やヒレの反射が表現されています。




どんなアイテムにも馴染んでくれそうな抽象的なモチーフのブローチも。
アースカラーてきなカラーリングもさることながら、チャームも付いているのでアクセサリーにはもってこいです。

https://www.instagram.com/e0522slvpyr/


12:しじょる 『ブローチ祭り』



この生地のトリを飾るのは先日開催された「でざふぁすさふぁり」にも出展したしじょるさん。某春のパンまつりならぬ春のイッヌまつりが開催中です!

「ころがるイッヌ」と「よろこぶイッヌ」の二匹の犬のブローチは、リュックにじゃらじゃらとつけたくなるような躍動感あふれるフォルムが印象的です。




とくにこちらの「よろこびイッヌ」は、お散歩中に「はー!はー!」と息を荒げて喜んでいる様子がひしひしと伝わってってきますね。目もキラキラと輝いています。




筆者的におすすめしたいのがこちら!
見ての通りの「ガンバラナイ!」ブローチです。

桜も散り散りになる今日このごろ、コロナ禍という状況ではありますが世間は新学期/新年度ムードですね。春から新しい環境に進む人も多いと思いますが、辛いときや挫けそうなときにこそ、この「ガンバラナイ!」がそっと肩の力を抜いてくれる魔法の言葉になるかもしれません。

何事にも全力で取り組む姿勢はもちろん大切ですが、頑張り過ぎちゃいがちな人にオススメしたいブローチです。

『ブローチ展』は4/24(土)まで開催中!

下記より他の展示レポートもお楽しみいただけます。

『ブローチ展』展示レポートvol.1

『ブローチ展』展示レポートvol.3


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企画展名:ブローチ展

開催日時:2021年3月28日(日)〜2021年4月24日(土)4週間

開催会場:DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース(全15スペース)

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