間野涼子
『間野涼子 個展「晴天」』
2021.3.11-2021.3.17[WEST ART CORNER]
前回個展から早1年。日本画家の間野涼子さんの個展がリバイバル。
前回と同様、同アートコーナーで展開されるささやかな日常の優しい世界観に癒されてみてはいかがでしょうか。
今回はシンプルに小作品を6点を出展中。
日常に潜む細やかなアイテムを日本画で描かれています。
風景画や建物の一部など、画面前面をレイアウトして描かれていた前回の作品とはまた少し異なる作品展開。(間野さんの前回の個展の様子はこちらから)
ベースとなる単色をの上に静物をシンプルに描かれています。
大胆なセンター配置や、静物の一部分だけを切り取った大胆なトリミングを行われている作品まで幅広く、スナップ写真のような気軽さを孕んだ切り取り方は、日常の細やかさをより強調しているようにも感じます。
開封された飴の包み紙、小皿から飛び出したようなプチトマト、お弁当箱の中身など…
静物しか描かれていないものの、背景に人々の生活が伺えるようで、ほっこりとあたたかい気持ちになりますね。
近くでじっくりと鑑賞すると、日本画の独特のテクスチャー感がしっかりと乗っており、懐かしさと親しみやすさをより強調しているようです。
誰もが一度は経験したことのある、懐かしい光景。
忙しない日常の中でノスタルジックな気持ちになることは、心の癒しになることも多いのではないでしょうか。
是非一点一点、じっくりと間近で鑑賞されてみて下さい。
本展は3/17(水)まで。