『日本画三人展:ソラミミ』
2020.3.11 - 2020.3.17
[WEST 1-C]
同じ学び舎で基礎を磨いていた3人。
現在はそれぞれ異なる美大でそれぞれ異なる感性で制作してきた、ここ1年間の集大成が展示されています。
作品一枚一枚が呼吸をしているような、穏やかな空気に包まれる空間となります。
初グループ展となる今回は、3人それぞれが制作された日本画作品が並んでいます。
壁によって3人の作品をくっきり分けて並んでいると思いきや、それぞれの作品が混ざり合って展示されているそうです。
同じ技法で表現された日本画作品の数々。
柔らかい筆触から、パワーを感じる世界観まで、表現は様々ですが、一つの空間でいい感じに馴染んでいるように感じます。
ほんの一部ですが展示様子をご紹介いたします。
【photos】岡千尋
日本画のほか、写真好きの岡さんによるフィルム写真作品が並んでいます。
独特な視点から捉えた日常の中の断片からは、どこかノスタルジックな空気を感じます。
たくさんの思い出が詰め込まれ、楽しく笑い合う声が聞こえるのかのよう。
【郷愁】木村十萌
セーラー服を来ている少女の目線からどこか悲しげな雰囲気が伝わってきます。
大胆な色遣いとフィルターを重ねたようなぼんやりとした表現がとても印象的。
【無題】町田帆奈美
横顔の輪郭と服の質感を線で強調されています。
目と表情から個性を目立たせて清楚で爽やかなイメージが伝わってきます。
展示は3/17まで。日本画にしか味わえない空気感をぜひ会場まで感じに来てください。
-出展者-
岡千尋
1999年神奈川県出身
多摩美術大学絵画学科日本画専攻在
町田帆奈美
1998年神奈川県出身
武蔵野美術大学造形学部日本画学科在
木村十萌
1996年千葉県出身
東京藝術大学絵画科日本画専攻在
【展示スペース:WEST 1-C】
staff jessie