『Josef Williamson Prints』
Josef Williamson
2020.3.12 - 2020.3.18
space : WEST 1-D
日本を拠点に、イギリス、日本など国際的に活動する木版画アーティスト、ウィリアムソン・ジョーゼフさんによる個展が現在開催中。
東京のビル街や岩手・釜石の景色を木版画で味わい深く描いた作品シリーズが展示されています。
本ブログでは、展示会の様子をレポートします。
『日本橋の交差点』
ダイナミックな画面の構成、木版で表現された力強い色面が印象的な作品。
街の活気と喧騒が伝わってきそうです。
『東京駅のトイレ』
こちらはモチーフのチョイスもユーモラスな作品。
私たちの知る身近な景色が、自由でのびのびと有機的な姿をもって画面上に現れます。
作品は私たちに日常の景色の愛しさを改めて思い出させてくれそうです。
『丸の内GRAN東京』より作品の一部
版を削る音、インクの香りをまとって描かれた東京の街角。
これまでに木版画という表現に慣れ親しんだ人もいると思いますが、
ウィリアムソン・ジョーゼフさんの作品から、ポップさと洗練さを兼ね備えた新鮮なその魅力を心ゆくまで味わっていただきたいです。
左から:『釜石の病院』『釜石の仮設住宅』『釜石の工場』
今回の展示作品のもう一つのモチーフである「釜石」の風景。
作品には震災後の釜石の風景が表現されています。
『釜石の桜木』
溢れる生命力が表現された桜の木の幹。
太く力強い幹は、見る人に深い安心感を与えてくれそうです。
Josef Williamson(ウィリアムソン・ジョーゼフ)さんによる個展 『Josef Williamson Prints』は3/18までの開催。
作品は販売もされています。お見逃しなく。
Josef Williamson(ウィリアムソン・ジョーゼフ)
1992年にマンチェスター美大から卒業以来、木版画を描いている。イギリスと日本で個展を含めて数多くの展示会に参加している。都会生活のテーマとして人と風景の絵を描いている。東京風景はメインなテーマだが、岩手県にある釜石という町もこの個展のテーマの一つになっている。ウィリアムソンは埼玉県に住んでいる。
https://www.saatchiart.com/Jotokyo
https://www.facebook.com/josefwillart/
- Profile
Williamson lives and prints in Japan. He works from sketches of life in Tokyo and beyond. A long time ago he went to Manchester Art College in England.
- Exhibition Description
Wood prints from the period 2012 to 2017 including selections from a never-ending series ‘100 views of Edo’ (after Hokusai) and ‘Pictures of Kamaishi: After the flood’. All works are hand printed on washi.
- Concept
Wood cuts with an eye to western and eastern traditions
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staff shimada