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20+ 『20+展』



20+
『20+展』
2020.3.9-2020.3.11
at EAST 102

武蔵野美術大学空間演出デザインの有志5人が集まった、自由気ままなグループ展『20+展』。各々がいま作りたいものが並ぶ、さまざまな表情が垣間見える展示会です。





春休み中のギャラリーは、休みを利用した学生の多種多様な展示会が盛んに開かれています。同じ学科で集まっても、大学で学んでいることに縛られず、作りたいものを自由に作って発表するグループ展ではより一層各々の個性が際立ちます。

中央に展示されているのは小島 緒美さんの衣服の作品。
喫茶店のエプロンをイメージして作ったという本作ですが、本格的に衣服を作ったのはなんと初めてなのだそう。しかもデザイン画無しで一発で作ったというのだから驚き。




作りながら形を定めていくという制作スタイルだったため、袖の部分を作るに至るまでデザインを想定していなかったそうなのですが、見ての通り可愛らしいシルエットに仕上げています。天才。




信号のように並ぶ絵画作品3点は松下 莉子さんの作品。
丸いシェイプと鮮やかな色が、ぱっと見て野菜や果物(左からトマト、スイカ、、)を連想させますが、ビー玉をモチーフとした作品です。




松下さんは光の強弱や射し方によって表情を変えるビー玉を観察するのが好きだったそうで、この作品にもそんなビー玉特有の反射やガラスを固めるときにできる吹き溜まりなどが表現されています。ちなみに黒ベースの『夜一夜』という作品は、展示の参加メンバーから「タピオカ」と呼ばれているそうです。




イラスト、写真、立体造形と、展示をすることが決まって「作りたいもの全部作る」のスタンスで参加している長島 風花さんの、樹脂粘土を使った作品。ペ●パーくんよりも格段に愛らしいロボットです。

本当はもっと多くの数を作りたかったのだそうですが、サイズの割に一体にかける作業量が大きく大量生産は難しいとのこと。この子たちがずらりと並ぶ姿を見てみたい…。




タイミングが合わず直接話を伺うことができなかった池上さんはなんと自作でグロスを作っていたり、佐野さんはアクセントの赤が印象的な写真作品を展示、5人それぞれの個性が最大限発揮されたグループ展です。平日のみの開催ですが、お近くに来られた際はぜひお立ち寄りください。3/11(木)まで開催中です。



>>> 展示スペースの詳細はコチラ
staff isaka