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那伏鎌仁/ぐっち/ゴンチャロフ/熊二郎3世『百鬼夜行ノ奇譚』



那伏鎌仁/ぐっち/ゴンチャロフ/熊二郎3世
『百鬼夜行ノ奇譚』
2019.7.20-2019.7.22
[WEST 1-F]

日本古来から言い伝えられてきた日本のキャラクター文化の元祖とも言える「妖怪」。
時代を超えて様々な形で描かれている妖怪の世界を、イラスト、造形、そしてアニメーションで表現したグループ展が開催中です。



狐面は元来、能楽や神楽といった芸能の中で使用されてきたお面ですが、
近年ではサブカルチャーの分野においてもキャッチーなモチーフとして描かれていることも増えてきました。
こちらの3つの狐面は同じ構図でありながらベースカラーや表情、全てに個性が感じられる連作です。
額装にも一工夫されており、少し現代風な印象もあり華やかですね。



生命が永遠に回り続けるという輪廻。
こちらの作品で描かれているモチーフは、古くから日本で使用されてきた仏教的なが多く見受けられます。
テキスタイルが規則的に配置されることで、事物の永遠の継続性が感じられる一枚です。



着色が美しいイラスト作品も。
印象的な赤をベースに妖怪たちが現代風にイラストレーションされています。
妖怪たちが闊歩する百鬼夜行の様子は、実はこんな姿なのかもしれませんね。
細部まで細かく細かく描かれており、時間を忘れて見入ってしまいます。



彼岸花と女性の妖怪が描かれた水彩画も。
はだけた美しい背中を見せる彼女の姿は妖艶さの中にもどこか切なげで、母性そのものも感じるようです。
ふんわりとした優しい色使いで描かれていることも、妖怪をまた違った切り口で捉えられているようですね。



中央にはアニメーション作品も上映されていました!
ストップモーションという、所謂「コマ撮り」の技法で撮影されたアニメーション。
少しずつ動かしては写真を撮影し、それを延々と続けることで映像に仕上げるため、それはそれは時間と労力を費やす作業です。
作品の中で登場する実際の人形も展示されているので、是非ご覧になってください。
小さい世界で繰り広げられていることがよくわかりますよ!

それぞれ、様々な切り口で表現された妖怪たち。
楽しげであったり、儚げであったり、4名が表現するものは日本人が愛すべき妖怪たちの現代の姿なのかもしれません。

本展は本日7/22(月)まで。

<スペース詳細はこちら>

[WEST 1-F]

staff kome