シブフォト 『シブフォト5人展』
シブフォト
『シブフォト5人展』
2019.1.15-2019.1.20
at WEST 1-F
渋谷のとある写真学校で出会った5人の有志によるグループ写真展。
早いもので今回で3度目の展示となりますが、変わらず一人ひとり違った個性が際立つ展示となっております。
ポートレートや街中の風景、夜景のスナップなど、一人ひとりが確固たる作風を表現しているこの展示。
3度目ともなるとどの作品が誰によるものなのか、筆者もなんとなく判別がつくほど一人ひとり自分だけの表現を形にしています。
丸山さんによるこちらの作品、何を写したものかわかるでしょうか?
こちらは雨上がりの桜の風景を切り取ったもの。
桜が咲いている時期は青空をバックに鮮やかなピンク色の桜を撮るというのが定石かもしれませんが、水面に映し出された桜の木を写す渋さがたまりません。
こちらもしっとりとしたトーンの作品。
一文字で「干」と題された一連の写真には、生活感漂う日常の風景が捉えられています。
何か撮りたいものがあって、どこか遠くに写真を撮りに行ったりももちろんいいけれど、こうやって自分のごく身近な風景を切り取ったものを目の前にすると、より親密で自分に近いところにあるという感じがします。ぼーっと眺めていてなんとなく「いいなぁ」と思える写真です。
季節はすっかり冬ですが、秋の風景を切り取った組写真作品。
それぞれまったく違った構図、場面ですが、季節感を俯瞰で捉えた作品になっています。
左上の写真の光の捉え方が幻想的ですが、真ん中のご自身を写した写真とのコントラストがシュール。
空港の飛行場を写した写真ってドラマチックに感じますよね。
どうしてだろうと理由を考えてみたのですが、空港って場所自体がドラマの生まれる場所だからなのかなと思います。
この写真の風景も、もしかしたら遠くいってしまう大切な人を思いながら同じように眺めているかもしれない。そう考えると二重にも三重にも深みを感じる写真です。
ここで紹介しきれなかった写真もたくさんありますので、ぜひ実際に足を運んでいてください。展示は1/20(日)まで開催中です。
【 使用スペース:WEST1-F】