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Kevin Kachur 『machinami』



Kevin Kachur
『machinami』
2018.12.4-2018.12.6
at WEST 1-A

他国と比べ、新陳代謝のサイクルが早い日本の街並み。
少し目を向ければ意外と身近にある、かといってこの先どれくらいの時間が残されているかわからない、そんな古き良き風景を異国の視点から切り取った写真作品が展示されています。






『machinami』というタイトルの本展示。
Kevin Kachurさんは日本の都市風景の中でも、地味な建築や平凡な街並みの魅力をテーマにした写真を展示しています。

災害大国である日本には、欧米諸国のように数百年に渡り残されている建築物は稀で、街は常に新陳代謝を繰り返しています。その繰り返しを経てもなお、ところどころに残る日本特有の街並みに目を向けた写真が並んでいます。




モノクロームで切りとった風景に、まるでその街の辿る道を暗示しているかのように、光りと影のコントラストが映えています。

光の当たっている遠景には高層ビルが聳え、そこに向かう道に沿う建物群には対照的に影が落ちている。日本中どこにでもあるこうした風景も、いつかなくなる日が来るのかもしれません。




わたしたちにとって当たり前となった風景であっても、Kevinさんのような異国の人にとってそれは非日常の風景。丁寧にすくい取るように、一つひとつの風景が捉えられています。

「スクラップアンドビルトでこの国はのし上がって来た」とは某特撮映画の名台詞ですが、果たしてスクラップしなければこの先もこの国の発展はないのでしょうか。無くすには惜しい風景の数々を前に、そんなことを考えてしまう写真展です。

展示は12/6(木)まで開催中です。


Kevin Kachur

http://kachur.myportfolio.com


【展示スペース:WEST 1-A】