colors 『colors展』
colors
『colors展』
2018.8.12 - 2018.8.18
[WEST 1-F]
美大を卒業し、不思議な縁で結ばれた6人よる展示『colors展』が現在開催されて
います。
発起人である福澤さん曰く、制作はしているけど、発表する場所がないという仲間の
声を聞き、本展示開催に至ったそう。
個々の個性(color)を輝かせたい…という思いから”colors”というタイトルがつけられた
今回の展示、異なる分野を学び、活躍している彼女たちの輝き溢れる作品の数々をご高覧
ください。
こちらは松川 潮さんの作品。寿ぎを送られる側、というテーマで作られた本作品は
衣装とテーブルのオブジェ2つで1つの作品です。服装は出目金をモチーフに、
装飾は七宝紋が刺繍されています。
実は装飾の部分は着物の帯をイメージしているそうで、染めの色留袖に織の帯といったと
ころでしょうか?
赤と金糸という華やかでありながら、とっても上品な仕上がりです。
こちらは福澤 実希さんの作品。こちらはマニキュア・樹脂・金属・アクリルで作られて
います。花弁の縁取りの部分がなんと細い金属で形取られていて、その繊細さと色の艶やかさに目を奪われます。
なお福澤さんは物販もしておられますので、ぜひこの機会にお買い求めください。
次に左の切り絵が中村 紘子さん、右の作品が神定 綾子さんの作品です。
芸術学部芸術学科を専攻していたという中村さん。なんと切り絵は初挑戦だそう!
初とは思えない技術に驚きです。切り絵を選んだ理由は、チラシなど広告物に興味を
持ち、デザイン的なことを表現したいと思った時にこの手法を選んだそうです。
中村さんの作品は期間中に追加されるとのこと。続報をお届けします。
こちらは神定 綾子さんの作品。対のうさぎの仮面、こちらは和紙で作られています。
淡い水彩による透き通った花びらの表現が素敵です。白い兎のタイトル"夢見草"は桜の別名、黒い兎のタイトル"七変化"は山紫陽花の別名なのですが、タイトルに込められた意味も
気になるところです...。残念ながら在廊されていなかったため、後日ツイッターなどでお伺いしたいと思います。
こちらは椎名 遥さんの作品。画用紙にマーカーなどで描かれているのですが、まるで
屏風絵のような迫力があります。綿密に描き込まれていながらも、動物と滝、植物の
絶妙な配置が纏まりを生み出しています。華やかでありながら、山林の静謐な空気感が伝わります。
最後は茂木 友里絵さんの作品。向かって右が”SPAIN"、左が"ビアガーデン"というポートレイト作品です。
頭にオブジェを乗せ、髪の毛や衣装などで各タイトルのモチーフを表しています。
ビアガーデンやスペインに行きたいという思いが写真を通し具現されいるのでしょうか....
真相が気になります。
どこか共通する作品に、テーマなど事前に打ち合わせしたのですか?とお伺いしたら、
特に決めずに制作したとのこと。当日持ち寄ってみたら、偶然にも共通するような作品
が仕上がっていて、ご本人たちが一番驚きましたとのことです。
人と人の不思議な縁を感じる『colors展』、是非お楽しみください。
>>>スペース詳細はこちら
staff minako