荻野 桜子/有住 薫奈
『さよならラストティーン/最後のいいわけ』
2018.3.30 - 2018.4.1
[WEST 1-D]
中学校同じ学校だった荻野 桜子さんと有住 薫奈さんによる、
それぞれ異なる高校を通っていた頃の思い出をモチーフにした作品展が開催されています。
中学校が同じ学校だった荻野 桜子さんと有住 薫奈さんは、
中学校を卒業後、それぞれ違う高校と大学へ進学していたそうです。
同じく絵を描くのが好きという共通点で繋がったお二人は、今回デザインフェスタギャラリーで初めての二人展を開催中です。
スペースの中には「高校生活はあんまりいい思い出はなかった」という二人が共感したテーマに、
ペン画、イラスト、油彩画などの様々な作風で表現された数々の作品が並んでいます。
こちらの壁には、萩野さんの高校生をモチーフにした作品が並んでいます。
灰色に見えた青春を絵を通して振り返られています。
【いい子じゃないの】荻野 桜子
優しく透明感のある水彩で描かれた、
何かを吐き出すスピーカーを持っている子と
闘う姿勢をしている子から、
それぞれ高校生活の暗い部分が表現されていています。
「高校の時は色々ありましたね。」と語る有住さん。
一つひとつの作品の中には、
記憶に残った辛い気持ちや悲しい気持ちを
優しい筆触と色合いを使って描かれていて、
何かのメッセージを吐き出そうとする気持ちが表現されています。
マシュマロまみれの上に寝転んだり、かぼちゃをモチーフした髪の毛だったり、
その柔らかさと優しさで、暗い気持ちを抱き込むかのよう。
今回の展示キャプションはお互いをどう思っているのかについてのコメントが書かれていています。
特にお二人がよく喧嘩をするけれど大事な人だと思っているという部分は、とても印象に残りました。
「ケンカするほど仲がいい」という繋がりがある二人の作品を見ていると、
どこか似たようなところもあったり、逆に似てないところもあったして、
それらが同じの空間に馴染んでいて、落ち着いた空気が漂います。
展示は明日(4/1)が最終日!
原宿に来られた際に是非会場にお立ち寄りくださいませ。
https://twitter.com/CDc54dZdAKRaoKD
【展示スペース:WEST 1-D】
Staff jessie