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松崎美羽、松崎真羽 『ミの音、マの音』 2018.3.16 - 2018.3.22


松崎美羽、松崎真羽 『ミの音、マの音』
WEST 2-C
 2018.3.16 - 2018.3.22
双子の姉妹による初のふたり展。現在は東京造形、多摩美術大学と別々の大学に
通い、それぞれ個々の特色をみせる展示の様子をご紹介します。




ミウさんの「美」の音と、マウさんの「マ」の音、それぞれの個性を活かしながら
全ての作品をインスタレーション的にも楽しめる展示空間となっています。

ひとりはデザイン、ひとりは絵画を専攻しているというおふたりの個々の感性の違い
も感じながらみて見ると面白いかもしれません。

それではそれぞれの作品をいくつかご紹介します。

 美羽さんの作品。
路地や電柱などに残っているシールやテープの跡、はがして変色した跡などが
気になるそうで、こういった作品をいくつか展示されています。一見コラージュにも見え
ますが、全て手描きというから驚きです。

 こちらも全て手描き。マスキングテープは本物かと思いました...。

こちらはホームに並ぶサラリーマンたちを表現した立体作品・・・
まさに都内の朝のホームはこのとおりの様子ですよね。こういった東京の人々を無機質に描く作品は度々みられますが、この作品からは嫌気やマイナスの印象よりも、少し猫背気味にリュックを前に抱えるおじさん達の様子にどこか哀愁やいじらしさを感じ、「毎朝お疲れ様・・・」と言いたくなる愛嬌があります。


こちらは真羽さんの作品。柔らかいタッチと水彩の淡さが調和したイラストは子ども達が熊さんと戯れる姿が描かれています。楽しそうにも、どこか不気味にも見える不思議な
魅力を持った絵です。こちらはポストカードの販売もしております。
真羽さんはこの他、東京タワーなどの立体作品も出品されています。


 こちらも美羽さんの作品。壁一面に、モザイクがかけられた写真たち。
そのままの鮮明なものを映し出すよりも、物体自体が何なのかじっくり観ることになり、
必然的に写真への意識が注がれる作品です。


作品の前でお二人の写真も撮らせていただきました!

どれも違った作風なはずなのに統一感があり、ひとつのインスタレーションにも見える
面白い空間です。雨の日が続きますが、ぜひお立ち寄りくださいませ!
展示は3/22(木)まで!

  

【使用スペース:WEST 2-C】

DF STAFF ASUKA