ineptias
『自傷展』
2017.2.25 - 2017.2.26
[ EAST 304 ]
大学でそれぞれ好きなことを熱中している4人による、
「美術」「書道」「写真」「華道」のエッセンスを
散りばめた現代アートユニット「ineptias」の初展示が開催されています。
「普段は美しく、真面目に作品を作っていますが、
今回はナンセンスな自傷行為をしていきます。」
(プロフィールから引用)
東京農業大学でそれぞれ美術、書道、写真、華道の部活で活動している4人のユニット「ineptias」。
初めての4人展となる今回は、
お互いにぶつかり合って生み出された数々の作品を展示されています。
一人ひとり考えたことや感じたものをそのまま表現され、
「アートは美しいだけではない」という発想を膨らませた個性的な世界観をご覧ください。
ほんの一部分ですが、作品をご紹介します。
【葬列】飯山裕太/我孫子信顕
「過去の私を殺して生まれ変わる私」
こちらは華道部の飯山さんと書道部の我孫子さんによるコラボ作品『葬列』です。
大きいサイズの黒い紙の真ん中に綺麗な筆跡で書かれた
「過去の私を殺して生まれ変わる私」というコンセプトをした文章からはなぜか悲愴な空気が漂ってきています。
その左下には、植物で組み合わせられた胎児の形が見えてきます。
【grotesque.】飯山裕太/岡山千広
「華々しい醜態」
「華々しい醜態」
「美しいもの」と「美しくないもの」を同じ空間で演出されていると、
衝撃的なインパクトが感じられますね。
こちらは華道部の飯山さんと美術部の岡山さんによる、
『grotesque.』をタイトルにした立体作品。
【こぼれる】飯山裕太/渡部純平
「砕け散った誠実。」
こちらは写真部の渡部さんと華道部の飯山さんによる『こぼれる』です。
誠実を象徴している紫の花が砕け散った...。
人間の心の底にある感情が砕け散ったように...。
それぞれ違う分野で活動している4人はこのような枠に収まらずに、
お互いに刺激を受け合いながら創作した作品を見ていると、
強いインパクトと様々な感情が湧いてきます。
4人が新しいスタートとして活動していく「ineptias 」はこれから
どんな新しい視点と世界観が生み出されるのか今から楽しみにしています〜♪
展示は明日が最終日!
ちょっとカオスで不思議な雰囲気が漂うこの空間へ
ぜひ遊びに来てくださいね♪
-出展者-
飯山裕太/渡部純平/岡山千広/我孫子信顕
【 展示スペース:EAST 304 】
DFstaff jessie