ゆは 『版画とか展』



ゆは 『版画とか展』
2017.2.22 - 2017.2.26
WEST : 2-E SPACE

とある大学院で版画を専攻されているゆはさんの個展。
取り扱いの作品は、版画・イラスト・グッズなどなど。
ゆるーい造形の彼らが、様々な技法で描かれています。



「版画でハンガー!」
木版・色鉛筆


眺めているだけで、肩の力が抜けて、
柔らかいソファーでくつろぎたくなるような、
暖かく、そしてユーモアのある作品群。

それらは、イラストレーションと版画における表現をミックスさせ、
試行錯誤の果てに、不思議な様相を表します。


「ハンガーと洗濯バサミ」
消しゴムはんこ


忘れがちですが、消しゴムはんこも立派な版画表現。
同一の版を流用し、角度を変えて、インクを替えて、
世にも奇妙だけど強くない、良い意味での変な世界ができあがる。

重なりあったハンガー。
まるで、命を持った洗濯バサミくんが、
自分たちの巣を作るためにハンガーを集めまくった的な光景である。
木版、消しゴムはんこ、どちらもシンプルなアウトラインで構成される、
ゆはさんの作品との相性は抜群である。


「ポチシリーズ」


登場するのは犬的なモチーフと恐竜的なモチーフの2種のみ。
数の比率、モチーフの物理的な距離などを変化させることで、
鑑賞者に、シチュエーションを想像させる。

なお、手前の作品タイトルは「形勢逆転」で、
奥側の作品タイトルは「形勢大逆転」である。
大逆転までいくと、なんかかわいそうである。




イラスト作品はこちら。画材は水彩とペン。

絵の具がのっていない、余白には、
なんともいえない、しかし充実した空間が充満している。
恐らく、宇宙人の彼はとても真面目だから、
くすくす笑ってはかわいそうなのだけど、
彼を笑うという行為は馬鹿にするという意味合いではなく、
愛しくて、仕方が無いな、と許容してしまう愛嬌がなす技であると思う。

原画作品、シルクスクリーン印刷のTシャツは非売ですが、
消しゴムハンコのメッセージカードなど。
お持ち帰り頂ける作品が充実しています。

自分の為だけでなく、誰かにあげたくなる作品ばかり。


ゆは 『版画とか展』
2017.2.22 - 2017.2.26
WEST : 2-E SPACE