『たたずまい』 たなかのりこ

『たたずまい』
 たなかのりこ 
EAST 203:2016.3.11- 2016.3.13

今年、学生生活を終える4人の女の子たち。

今しかとらえられない彼女たちの表情を、正面から向き合い、
じっくりと撮影された写真作品。

たなかのりこさんの初個展のご紹介です!




ポートレートを中心に制作しているたなかさん。
普段はスタジオで撮影することが多いそうで、今回被写体となっている4人は
これまでたなかさんの作品でモデルをつとめてきた女の子たち。

今年、彼女たちが学校を卒業するにあたり
「社会人になる前の彼女たちの表情を写真におさめたい」と思ったのが
今回の展示会のきっかけだったそうです。

今しか撮れないであろう、4人の表情。
一瞬一瞬の魅力が余すところなく伝わってきます。







4人とたなかさんは“カメラマンとモデル”という立場からスタートしている関係。
たなかさんも女の子たちもこういった自然な姿の撮影は慣れてないらしく、
最初は緊張されていたとか。
女の子たちの馴染みのある場所、好きな場所に同行し、リラックスして過ごして
もらえるようにつとめたそうです。

ちょっとだけ緊張感が残る写真たち。
一人ずつアルバムのように一枚の作品にまとめられています。
ばっちりときまった表情、こぼれるような笑顔、不意に見せた大人びた横顔。
ひとりの女の子として引き出される表情から目が離せず、
彼女たちのことをもっと知りたい、と思ってしまう。


コルクボードにラフに留められた写真は、4人の写真がランダムに並ぶスナップ写真。
こちらはさらに素の表情が見られます。
使い捨てカメラで撮影された、懐かしい雰囲気の写真。
なんだか距離を縮めてくれるように感じます。

こちらはスタジオで撮影されたポートレート写真。
私は彼女たちのスナップ写真から見ていったので、身近な存在だった子が
急に手の届かない存在になってしまったような感覚に…

たなかのりこさん。
現在名古屋を拠点に、東京でも精力的に活動をされています。

たなかさんの作品を見ていて感じたのは、恋する写真だ、ということ。
綺麗で可愛いモデルさんたちから、さらに心をきゅっと掴まれるような
内面の魅力が引き出されています。
モデルさんがどんな表情をするかはカメラマン次第。
たなかさんのお人柄もよく表れているんだろうなと思いました。

展示会は明日12日(日)が最終日です。
恋におちる作品たちを、ぜひ会場でご覧ください!

【出展スペース:EAST 203】
DF STAFF nakagawa