白百合女子大学写真部 『三月展「光」』

「まどろみのなかで朽ちる」model:こゆ photo:あかり


白百合女子大学写真部 
『三月展「光」』
会期:2016.3.17 - 2016.3.19
展示会レポートを公開致します。



「無題」内藤 美雪


無題というタイトルは、自然現象をより大きく感じさせる。
眼下に広がる景色と、その一帯を湿らせる霧。
言葉にせず、言葉にならず、そんな存在が身近に居るということ。


「"今"しかない」model:ありす、かなる、ばにら、みのり photo:あかり


壁に留められた無数のスナップは、
個々が異なる時系列の上で切り取られ、
展示によって同列に引き上げられる。

「今」の繰り返しが、やがて未来になり、
そしてこれらは、今になっている。


「plum」赤土 真奈


中央には梅があるのだけど、
それ以上に私の意識は光にあった。
「plum=梅」というタイトルが掲げられているが、
見事に光を捉えていると思った。


「遠い記憶、夏」Sae.M


私の故郷の風景に似ているから、
この写真を眺めて、ノスタルジィな気分になるのかな。
コンクリートで舗装された道路に生まれた亀裂から、
ひょっこり顔をのぞかせる雑草とか、畑、倉庫。
遠いというのは、物理的な距離と、心理的な想い。
実家から離れて、暮らして、何年も経つ。
それが、とても遠いと思う。


私達の目が何かを捉えるとき、
既に光が存在している訳であるが、
より意識して光を見つめてみると、
何故、こんなにも見え方が変わるのか。
不思議で、しかし当たり前のこと。

白百合女子大学写真部 
『三月展「光」』
会期:2016.3.17 - 2016.3.19