遠十屋 櫛
『がんじがらめ』
2016.3.25 - 2016.3.27
[WEST1-A]
独特な世界観を持っている、女の子の絵を描いている、
デザインの専門学生の遠十屋 櫛さんの個展の様子をご紹介いたします。
WEST館一階の一番小さいスペース、1-Aでは、
イラストレーターの遠十屋 櫛さんの個展が開催しています。
赤色をベースに描いた絵画作品とモノクロのペン画作品を多数飾られています。
その一部の作品をご紹介します。
女の子をモチーフにしたイラスト。
細長い目が主な特徴です。
涼しげな目元とクールな透明感に一目みるとドキッとしてしまう。
制服少女。
楼門、金魚、着物、日の出。
日本の伝統色、白と赤で描かれた、和の雰囲気が溢れる作品です。
壁一面に、小さいペン画作品10点を大きい四角になるように配置されています。
透明感あふれるペン画と、広めにとった余白のすっきり感は、
まるで余計なものが一切ない、
直感で感じ取ったものを素直にペンを動かして塗っていったようです。
何も表情がなく、静かに立っているだけでも、
その厳かな雰囲気に惹かれてしまう。
ペンの細やかな線で絵の美しさを際立たせているように感じます。
この深い味わいはペン画ならでは。
頬杖をついてる制服少女。
目を細めていて、どこかに睨んでいます。
不機嫌な気持ちを表現するように、赤い背景に沢山の言葉が並べられています。
何も
聞きたくない。
自然に醸し出されたミステリアスな雰囲気と繊細な筆触。
やはりその目が印象的で、表情に富み、ついつい惹かれてしまいます。
遠十屋 櫛さんの個展は明日まで!是非ご来館くださいね♪
-Artist-
遠十屋 櫛
「不安も期待も楽しさも嫌な気持ちも、
すべて受け止めてくれた私の絵が、
他人にはどう映っているのか知りたくて。
まだまだ自由に生きたい年頃の、大人の成り損ない。」
http://gu4shi.tumblr.com/
【出展スペース:WEST1-A】
DFstaff jessie