早稲田大学絵画会 慶應大学パレットクラブ
『早慶展』
2016.3.14-2016.3.16 at EAST 302
早稲田、慶応といえば大学野球、ラグビーなどスポーツの分野でしのぎを削ってきたライバル同士。
今回の展示はそんな両校から早稲田大学絵画会、慶応大学パレットクラブの二団体からなる絵画のグループ展示です。
早稲田大学絵画会
早稲田大学絵画会は40年ほどの歴史をもつ早稲田大学の公認サークル。
今回の展示では1、2年生が作品を持ち寄り出展しております。
表現技法は水彩、油彩、アクリルと様々ですが正統派。
モチーフの選び方なども各人の個性がもっとも出るであろうものを
的確に、個性豊かに描いています。
抽象寄りの具象。
大和撫子の横顔がぼんやりと浮かんできます。
右側の女性画を描いた山花さんは中高をバスケ部で汗を流した体育会系。
大学で絵画会に入部し、ここまで本格的な作品を描くようになったそうです。
慶應大学パレットクラブ
早稲田大学絵画会の歴史もかなりのものですが、
慶應大学パレットクラブはなんと180年の歴史を持つ美術サークル!
『パレットクラブ』という団体名も、かの福沢諭吉が名付けたものらしいです。
水彩、油彩、アクリルと絵画が並ぶ中で異彩を放つ田辺香樹さんの作品。
落ち葉を切り絵の素材にし、ふくろうを描き出しています。
両校に共通することですが画力は目を見張るものがあります。
しかも今回の展示のメインは1、2年生。
これ以降の作品も楽しみです。
水町夏子は驚く程微細なタッチでウサギを表現。
モノクロ写真を見ているかのような写実性の高い作品です。
パステルカラーが印象的な上久保直樹さんの作品
『やまやま』と題された絵の中心には、制服姿の少女が風船にぶら下がり浮遊しています。
本日までの展示となりましたが、伝統ある両校の正統派絵画作品展、とても見応えがありました。
【出展スペース:EAST 302】
DF STAFF isaka