電気通信大学写真研究部 『卒展』



今年度、電気通信大学写真研究部を
ご卒業される部員のみなさまによる写真展示です。

電気通信大学写真研究部
『 卒展 』
会期:2016.3.18 - 2016.3.20
EAST : 301 SPACE





「卒」という文字を添えられた本展示会。
会場に漂う空気は、どこか冷たくて、
卒業を前にした部員のみなさまの気持ちを反映した結果かもしれない。

澄まし顔、穏やかな情景。
やがて来る瞬間に向けての心構えを、
展示会全体に対して感じました。


「Sign」山田 圭汰


Sign という言葉に触れて、
この場合は兆候なのかなと思った。
長く、カールした前髪の隙間から、
遠くの何かを見つめている女性。
それは、いくらかの時間を経て、彼女の元にやってくるのだろう。


「小さな幸せ」豊田 敦規


一面に広がった菜の花を透過する光。
その光景は、花が光を放つようにも見える。

これらの光景は、まずカメラマンの想いを形にしたもので、
その光のただ中にいる少女は、カメラマンが捉えた幸せの形である。


「#00FFFF#FF00FF#」山口 弥生


タイトルとして記述された二つのカラーコード。
このカラーコードが生成する二つの色彩・像が重なり、
一枚の作品になっている。
RGB、CMYK、私達の目が捉える情報は、
複数の要素が統合された上で、処理された解であるということ。
そんなことを考えてしまった。


「猫流」桜井 健二


複数毎の猫スナップが占める一角。
中でも最も無防備な姿をさらしていたのが彼であった。

地面に身体を放り投げて、小難しそうにみけんに皺。
ラフに見えて、結構神経質な性格なのかもしれない。


「時代の証人」渕辺 翔太郎


この時代を証明する者とは、どのような存在か。
そして証明はどういった行為によって果たされるのか。
全てをカバーするのは困難だろうが、
一部の側面を語るのは可能だと思う。

この時代を何でもいいから写してみよう。
それが何であってもこの時代の一部として
存在していることに代わりないから。


電気通信大学写真研究部
『 卒展 』
会期:2016.3.18 - 2016.3.20
EAST : 301 SPACE