堀田 尚平 『絵画展』 2016.3.13 - 2016.3.18
会社員として働きながら絵画制作を続けてきた、堀田尚平による個展。画風から、彼の様々な側面も垣間見えそうな作品たちをご紹介します。
WEST館2階のスペースにて6日間行われた堀田さんの油画展。
普段は会社員として働く彼が描きためた作品。
それほど広くはない2-Dの部屋に展示された数点の絵画の画風は本当にさまざま。
それらはキュビスムだったり、あるいはフォービスムであったり、コンポジション
だったりと、これまで美術史の中で試されてきた、いわゆる美術様式というものを連想させる。
先人の画家たちが作ってきた道をひとつひとつ確認するように、ある意味では
美術の時間軸すら感じられる展示は興味深いものでした。
その良い意味で定まらない作風からは彼自身、自分のスタイルを確立するための
試行錯誤の軌跡ともみえます。
具現もあり。
抽象もあり。
表情豊かな作品は見ていて飽きません。
こちらは三島由紀夫でしょうか...
なんだか意味深な作品です。
自画像もございました。
個人的にお気に入りだった一枚。
小さな作品ながら存在感のある作品です。混沌とした色味や構図もステキ。
さらにはグラフィティチックなこんな絵も。ポップでデザインチックでもあります。
エネルギッシュなカラーながら不気味さも漂います。
来館された方からの色々なコメントもとても微笑ましかったです^^
展示は本日まででしたが、ぜひまたデザインフェスタギャラリーにて展示して
くれればと思います!
堀田さん、ありがとうございました!
【使用スペース:2-D】
DF STAFF ASUKA