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『「退廃的なモノクローム写真で作ったコラージュ作品」の展示会』


乙黒 慎太朗
 『「退廃的なモノクローム写真で作ったコラージュ作品」の展示会』
2016.2.26 - 2016.2.28
[WEST2-A]

テーマは「共生」。
作家の乙黒 慎太朗さんの
総数200枚以上のモノクローム写真を使った、
コラージュ作品の展示をご紹介です。





ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリークの「In the hall of the mountain king」という曲に強い影響を受け、2015年1月から半年以上を費やし、総数200枚以上のモノクローム写真で作った2mを超える屏風作品が真ん中にどーんと置かれています。

西洋絵画が好きな乙黒慎太朗さんは、スイス出身の画家であるノルト・ベックリンの代表作「死の島」に共感し、「共生」をテーマに、作品を制作していました。

凄く迫力があります。
作品のもつ深い意味が伝わり、引き締まる雰囲気が感じられます。




真ん中いある2人の姿が「死と迎えにいく」という重要な象徴となっています。




写真の黒さを調整しながら何枚か木の写真を重ねていたそうです。
奥まで伸びている木の枝は、欲望の象徴となっています。







魚と基板の写真を違和感なく重ねられて、カッコイイ現代的な雰囲気が溢れています。



少し怖い、少し悲しい、少し欲張り。
作品の前に立ち止まり、いろんな感情が湧いてきてしまう。
乙黒慎太朗さんの退廃的な作品はとても印象に残りました。

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アーティスト
乙黒 慎太朗

1984年生。
淑徳大学国際コミュニケーション学部卒業。
学生時代より演劇や絵画、音楽と多方面に活動。
2008年より写真、とりわけ白黒写真での退廃的な制作に重点を置く。
東日本大震災をきっかけに
「困ってる人へ目を向けられる展示」をテーマに作品を制作。
ギャラリーや飲食店の一角で展示を行う。
以降、上記展示テーマの考え方を発展させ、「共生」をテーマとした制作を開始。

過去、ヴィレッジバンガードや東急ハンズで扱われていたスナップショット
というフォトカードを販売している会社で、契約写真家として活動していた経緯あり。


 


【出展スペース:WEST2-A】


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