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たくち x ねりねり 『二人展 「You and I」』

たくち

たくち x ねりねり
『二人展 「You and I」』
2015.12.18 - 2015.12.20

カメラを手にしてちょうど1年という節目を迎えた二人の作品が並ぶ『二人展 「You and I」』。
写真に対する想い、作品にかける情熱、それらを1枚1枚の写真に大切に閉じ込めた展示となりました。

たくちさん、ねりねりさんは両者とも写真を撮り始めて1年余り。
今回の展示はTwitterをとおして互いの作品に惹かれ、意気投合した二人が企画した二人展です。


展示室に入りまずはじめに目に入るのがねりねりさんの作品。
たくちさん曰く「女性ならではの視点」が特徴的な作品です。


女性が撮る女性のポートレート、男性が撮るポートレートには言葉に表すのは難しい、それぞれの個性があります。
ねりねりさんのそれは被写体である女性の『OFF』の部分、その瞬間を捉えた写真に個性が表れていると感じました。

世間話をしたり、お互いの近況を報告し合ったり、時には恋愛の話をしたり。
そんなときに自然とこぼれる笑顔や、思案深げに物思いする表情など、その人にしか引き出すことの出来ないナチュラルな側面を引き出しています。






もう一人の出展者、たくちさんの作品は光をうまく演出した作品が特徴的。

逆光下にふわりと浮かび上がる被写体。花を写したこちらの作品は白昼夢を見ているかのように柔らかな光が全体を包み込み、思い出したかのように郷愁を感じさせます。



ポートレートはねりねりさんとは対照的に、男性目線から感情移入の出来る当事者目線の作品が並びます。


夏の浴衣、冬の落ち葉、夕暮れに浮かぶシルエット。
季節と時間だけでなく、その時に感じたことのすべてを1枚の写真に収めたかのように、一つひとつにたしかなストーリーを読み解くことができます。





展示会場では二人のブックも販売。
物語のページをめくるように、作品を楽しむことができます。



SNSを通じて知り合った二人ですが、展示を行うことで画面をとおしてだけでは見えることがなかったものが見えたと言います。
ねりねりさんは『Twitterは画像を4枚までしか投稿できないけど、展示をやればたくさんの写真を見てもらえる。刺激し合える人がまわりにいるおかげでまだまだ成長できる』と力強く語ってくれました。

また1年後には何を想い、何を写すのか。
それが楽しみになる二人の展示でした。

【出展スペース:EAST 304】

DF STAFF isaka