mgr 『I'm here』

“I'm here”

mgr
『I'm here』
2015.12.18 - 2015.12.20
WEST 1-A

「社会と自分がどう関わっていくか。」

テレビをつければ世界中で起こっている社会問題の情報を目にします。
私たちはどれほど耳を傾けて、真摯に受け取っているのでしょうか。

個人と社会の在り方について、あくまで個人的見地から現代アートに昇華したmgrさんの個展です。


--- コンセプト ---
「わたしは2015年の12月17日を生きています。生きることの証明とか、生きる事の意味って何でしょうね。三大欲求が満たされればそれで幸せとかそういうのではないと思います。引きこもりもいいですけど、社会と自分がどう関わって行くかって大事ですよね。ただ社会と自分が向き合うのには覚悟が要りますよね。生きるということは社会との対峙かなあとも思います。これは、1993年生まれの私がどのような形で社会と向き合ってきたかの痕跡です。」



展示作品は以下4点です。

“Orgen”
メタ目線でみたさとり世代をさらにメタ目線で見たという『Orgen』

“SATORI クロニクル”
1990-1995年前後生まれの世代をとりまく環境、理解出来ない大人たちの行動への感や三大欲求へのジレンマなどを、あくまで個人的見地からダイレクトに表した『SATORI クロニクル』

“happy-go-lukey”
近年の事件・事象に対して、脳天気な日本人の思考をそのまま照らし合わせて表現し、視覚的にもグラフィカルに仕上げた『happy-go-lukey』。


“I'm here”
誰しもが何らかの形で経験するであろうマイクロポップ的な欲求を解消するための儀式『I'm here』。



現代の日本が抱える問題をモチーフに選ばれています。
ただ問題として提起しているというよりは、現状をありのまま映し出した、と言う方が正しいかもしれません。

今回展示されたmgrさんの作品は、極個人的であるが故に、社会をとりまく集団的な思考とも言えるはずです。

“happy-go-lukey”
happy-go-lukeyの中心部、小さなモニターで流れる福島県の映像。

3.11以降、福島へ赴く人々は増えたでしょう。
そして、それが果たしてどういった意味を成しているのか?

どういった想いが(例えば)芸術家を福島へ足を運ばせたか。
善意だけで人が一体どれだけ動くか。
現地の方々の気持ちはどうだろうか。

言うなればこの映像作品は、野次馬という誠実さに欠けた行動を模する試み。
ともすれば大きな批判が飛んできそうです。
しかしそこが今回のねらい。

人の脳天気をテーマにアートに昇華しているのですから、むしろ批判が起こることがこのアートを成立させるロジックの一部になっている気がします。

“Orgen”
“SATORI クロニクル”
展示会は明日(12/20)まで。
是非ご覧ください。


mgr/メグル
1993年4月27日生まれ。
東京在住。
桑沢デザイン研究所在学中(2015年現在)。
映像、インスタレーション、絵画、イラスト、テキスト等 様々な形態で制作をしています。

今回の展示スペースは【 WEST 1-A 】です。


( chida )