もういくつ寝るとハロウィンです。
さて、本日よりハロウィンをテーマにした展示会が始まりました。
イラストレーター、デザイナーとして活躍する4名が、
「怖い」とは何か?を表現します。
『Halloween!4時のイラストレーター展』
そのだまさあき、すじこ、ツバメグラフィックス(ジックス、内山はるみ)
※夜中の4時は丑三つ時である...
歯医者嫌いな人、手を挙げてと叫んだら、
大半の人はびしっと手を天高く上げるのではないだろうか。
歯は一生もの、ずっとお付き合いする存在。
そんな大切なパートナーの健康管理はしっかりしなくちゃいけない。
だから歯の治療はとてもポジティブなこと。
でもでも、やはりあの空気、甲高いドリルの音、
それらは避けられるものなら避けたい。
でも、このポスターが掲示されていたら、
ちょっとだけ、そんな悪夢みたいな出来事を忘れられるかも。
圧倒的な存在感でイスに鎮座しているこちら様。
すんごく、良い。
心地良い余白と黒フレームにおさめられたその姿、
ベストポジションであると思いませんか?
明るい部屋に居るから怖くないけど、
真っ暗闇で出合ったら、すんごいびっくりして、
そのあと「ああ、お前か」って安心できそうな距離感が良い。
続いてご紹介するのは、黒いクロスに沢山下げられたバッチたち。
何十個とあるが、全て異なるデザインである。
遠目にもこちらの脱力を試みる。
最も破壊力あったバッチがこちら。
なんかもう、いろんな要素がごっちゃになって、
最終的にネコのフォルムにおさまっている。
でも、仲良くなれそうな気がする。
共有頂けますでしょうか、この気持ち。
先にご紹介した作品上で「ドラキュラ」と出合ったから、
すんなりと、この一枚が月夜であると認識しました。
照明を落とした和室にぽんっと飾れば、
もし月が雲隠れして、お月見できちゃう。
そんなことを考えた。
最後にご紹介するのは、
小さな棚の上の光景。
ペイントが施されたグラスとLEDランプ、
そしてカボチャ、オバケのイラストがまるで祭壇みたいに並んでいた。
冷静に考えてみれば、
出来事や作品の一つ一つには「怖さ」があるのだけど、
それを身近に、もっと関わり合いたいと思わせるつくり。
その外見も中身も制作過程も、
どこをとっても楽し気な想像しか出来ない。
夜が楽しくなるような展示である。
そのだまさあき、すじこ、ツバメグラフィックス(ジックス、内山はるみ)
『Halloween!4時のイラストレーター展』
会期:2015.10.30 - 2015.11.1
(ぱんだ)