『フェルト工房 Fairy like』
狩野さとみ
WEST 1-G:10/28-10/30
色とりどりのフェルトで世界に二つとない作品を手掛けるフェルト作家・狩野さとみさんの展示会。
これからくる冬をともに過ごしてみてたいと思えるような、暖かな作品ばかりです。
洋服、バッグ、キャップにブローチなど、多様な作品を時間を掛け丁寧に仕上げている狩野さん。
こだわりはすべてが天然素材であること。
「天然素材は通気性も良く、肌に優しい」。天然素材の利点についてそう話してくれました。
フェルトにとどまらず様々な素材を組み合わせて制作される作品の数々。
こちらの洋服にあしらわれているのは羽二重<はぶたえ>というシルクの一種。
着物の裏地などに使われることが多いこの素材とフェルトを、温めた石鹸水でこすりあわせ繊維を絡ませることにより、縫合することなく結合させているそうです。
狩野さんの作品はとにかくカラフル。この写真のようなフェルト素材の色と色を、絵の具で色を作るように混ぜ合わせ、イメージする色が作られます。
「絵を描くのと同じ感性で」制作をしているという狩野さん。
その感性は大学在学中に絵画を学んだ経験が下地となっているのだそうです。
これまで絵画、陶器、機織りなどを経験し、10年程前にフェルトに行き着いたという狩野さん。
フェルトという表現方法がご自身の集大成なのかとの問いには「まだまだ」と言います。
「クリエイターとしてやっていく上で満足することなんてない。死ぬまで追っかけてやるつもり。でも、作りたい物が作れているいまはすごく幸せ」。
展示は明日となりますが、12月に横浜赤レンガ倉庫で催されるクラフトフェアにも参加する予定だそうです。
作品はwebサイトでもご覧頂けるので、是非チェックしてみてください。
fairylike フェルト工房
https://fairylike.stores.jp
【出展スペース:WEST 1-G】
DF STAFF isaka