法政小金井写真部

「誘惑」 阿部 真旺さん


法政小金井写真部 学外展
SPACE : EAST 101B

今回のテーマは『色彩』
現三年生が主体の最後の学外展。






八月も折り返しを過ぎて、
学生の夏休みも終盤戦。
DESIGN FESTA GALLERYでも、
毎日、どこかのスペースで学生の出展/展示会が御座います。

さて『色彩』

私たちの周りに存在するすべてのものは、必ず「色」を持っています。
赤、青、黒などの言葉では形容できない様々な「色」を見て、
私たちは何を感じ、何を思うのでしょうか。
(展示会場キャプションより)


「光の向こう」 中村 彩佳さん


光の向こう、この言葉が好き。
光源のその先に何があるのか。

もっとも、その先にあるものを知りたいという気持ちはなく、
あんなにも眩しい場所より更に遠い場所の存在を
想うこと、この行為が良い。
日陰が恋しくなる。


「koke」 山内 駿さん


私の家の前、年中陽が差し込まない場所にも、
苔が生えております、じめじめ。

しかし、じーっと眺めていると、
愛着がわいてしまう、苔。

地面や樹木の表層にべったり引っ付いて、
低い位置で、遠慮がちに生きている。
そんな彼らの目線で撮影された一枚。


「影」 関 友彰さん


真っ暗闇の中、白い折り鶴。
真正面から光を受けて、彼の背後にもう1羽の鶴が。

親の後、親よりも大きい像、
親とは正反対の色。

だが、
間違いなく、DNaは引き継いでいる。

「曇天の中」 大竹 智礼さん


曇天、足下の砂は湿気を吸い、
少し、しっとりしているようだ。

ノースリーブのワンピースから察するに、
まだ海に入れる季節なのかもしれないが、
彼女の向こう側に写る波、海には、
入りたいとは思わない。
天候が怖さを持たせているから。


「散歩」 高木 涼吹さん


ぱっぱっと切り替わる、
旅先で撮影された三枚の写真。

「散歩」というタイトルは、
気軽に見ることを許してくれる。
あたりの明暗をハッキリとさせ、
青々とした木々の下を歩んだ記憶に、
ちょっとだけ、同行させてもらう。


「こもれび」 宮嵜 悠貴さん


光の映し出され方には、
実に様々な呼び名が付いている。

大抵、直視するにはあまりに眩しいから、
間接的に見ることになる太陽の日差しは、
漏れたくらいでも眩しかったりする。

どこか、景色の一部分がかき消されて、
見えなくなっても、それでいいし、
それがいいと思う心があって良かったと思う。

作品を通して「漏れた」光とその光が照らした景色を見る。


「線路はつづく」 内田 厚研さん


小さな線路、高さのないレール、
頼り無さげな日よけ。
どこかの園内をまわる小さな列車の道だろうか。

山手線のようにぐるぐる回ったり、
一本の線上を行ったり来たりする列車。

走る以前に、その行き先、選択肢は決まっているのだけど、
それに乗る私たちは、列車を降りてからだって、
自分なりの道を選択することが出来るから。
いろいろやろう、そうしよう。

法政大学小金井写真部
会期:2015.8.17 - 2015.8.23