中央大学理工学部に所属するメンバーを中心に構成されている
中央大学理工学部写真会による写真展
『 六月展 』
WEST : 1-D にて開催中!!
DFGにて定期的にご出展頂いております、
中央大学理工学部写真会様。
過去には「二月展」「六月展」「九月展」など
月にまつわる展示会を多数開催されています。
(過去の様子)
それでは今回の展覧会の様子をご紹介致します。
「 野菊の坂 」
岡本 航
くだり坂の途中、
幾つかの行き先があり、
選択次第で異なる木々や花に囲まれる。
「 聖地巡礼 」
生清 雄太
実際にこの場所が「聖地」なのではなく、
この光景が「聖地巡礼」に見えたのではないか。
湾曲するレンズにおさまった人々が、
どこかを明確に目指し歩を進める様が。
「 天使 」
下田 那菜
小さな少女が背負った赤いリュックには、
ピンク色のうさぎモチーフが下げられている。
そのモチーフの耳が、羽のようにも見えて。
また、少女の柔らかい笑顔も相まって、
そのタイトルが付けられたのかもしれない。
「 休息のひととき 」
瀬田 孝平
壁や地面から察するに、そこは動物園。
天からの陽射しを頭部に受けて、
ちょっと光っているのが神々しいのだけど、
愛らしい表情でバランスが取れている。
「 ありふれた悲しみ 」
田中 健太郎
この作品を見たとき
「あ、100円玉だ」と心の中でとなえ、
「100円で良かった」と思うのか「100円も落としてしまった」
と考えるかが分かれ目になるはず。
そして、ありふれた悲しみという題は、
日常的に起こり得る出来事であるという意と、
弱ダメージの出来事であるという意の二つあると思う。
「 夢中 」
薄田 一飛
なんでもいい、夢中になれるのは素晴らしいことだ。
集中し過ぎて、
自分がどんな表情をしているかとか、カメラを構える姿とか。
色んなものを忘れて、一つのことに没頭する、喜び。
一番手前の男性は、撮影した写真を液晶で確認するも、
外光が強く視認出来ないから、掌で暗闇を作っている最中に違いない。
うーん、熱中したい。
「 家路 」
功刀 将長
ブラックのフレーム、ブラックのプリント。
黒い作品の中央部に街灯、光が存在する。
明確な目的を持っていないとすれば、
多くの人間、動物は、
自然と光ある場所へ向かうはず。
誘われるように。
中央大学理工学部写真会
『六月展』
会期:2015.6.22 - 2015.6.26