Fideal
『崩壊する時間』
2015.4.3 - 2015.4.5
本日より WEST 1-D ではじまりました。
写真展「崩壊する時間」のご紹介です。
中学生の頃から数え、もうウン十年モノクロフィルムでを撮り続けているというFidealさん。
作品からは形容しがたい重厚感があります。
前回は樹海での作品を展示されてました(http://designfestagallery-diary.blogspot.jp/2014/10/fideal.html)が、今回は人の生活が見える普遍的な風景が舞台。
そこにモデルは立っていませんが、何故か人の影が見えてくるような気がしてきます。
ぱっと目に映りこんでくる道路、民家、階段。
私たちの生活を取り巻く人工物が異様な存在感を放っています。
Fidealさんはプロフィールにこう書かれています。
「私は写真を通して、何も創造することは出来ません。何故ならば、被写体は既に創造されているものだからです。」
まるで、これらの写真群を全て記録写真だと仰っているように聞こえてきます。
光と影、風、土や木々、土や、土に浸み込んだ雨、そしてアスファルトや鉄のにおい。
写真を通して現実のもの以上に五感を刺激されるようです。
展示会は本日(4/3)を含め、3日間の開催です。
是非足をお運びください。
Fideal
「崩壊する時間」:http://velzebub.exblog.jp
「樹海」:http://fideal.exblog.jp
二つのテーマを中心に主にモノクロフィルムで撮影をしています。
(chida)