gontaさんはこの三月で大学を卒業とのことですが、現役で80年代を生きていた私でも聞いたことのないようなアイドルグループをたくさん知ってらっしゃいます。
「せっかくまとまったテーマで制作し、大きい作品も描いたのだし」と、個展を決意したのだとか。
色むらも少なくとても綺麗に仕上げているので、一見デジタルに見えるのですが、すべて手で塗っています。
近寄ってみると絵の具の凹凸があって、それが味になっています。
大きいものだと60号もあるのですが、アクリルのべた塗りでこのサイズは本当に大変だっただろうなと思います。
絵の具が乾き易く、しかも同じ色を作るのが難しいから、一度で塗りきれなかったらすべて塗り直しですもんね。
gontaさんは、初めにデジタルで絵を描いて配色を決め、そこから敢えてアナログで描いているのだそうです。
デジタルの配色にどこまで近づけるかということにも苦労が感じられます。
色が違いますね！
そしてアナログの方がやはり味わい深いです。
80年代を、現代の手法でお洒落に生き返らせているのがgontaさんの手腕なのではないでしょうか。
ファンシーな夢の片鱗をお持ち帰りできますよ。
DF STAFF KOZUE
