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國學院大學写真愛好会 『写愛展』



國學院大學写真愛好会による合同展
 『 写愛展 』
EAST : 202 スペースにて公開中!!






会場、落ち着いた色合いの写真が多い中、
ふと冷たく色付いた作品もふと登場する落ち着いた空気感。
日が暮れてから、しんみりと鑑賞致しましたが、
この時間帯に鑑賞することをお勧め致します!!



「 風が凪ぐとき 」
原田 翔太郎

猫好きでも、猫がそんなに好きでなくても、
この場所に出会ったら、ふと足を進めてしまうのではないか。

同じ柄の猫たちは血が繋がった親子っぽい。
柔らかい日差しがたまる場所でのひととき。



「 あるJA農に稲束を 」
中薮 文哉

実家が稲作に携わっていたので、幼いころは良く見かけた風景です。
夏の暑い日に見かけた青々しいそれらは、
時間をかけて色を変えて、ふと刈り取られる。
青々しい頃は、まだ育ち盛り、途中。

束ねられるまで、
光を浴びて、水を飲んで、元気でいてねと。



「 Shiver 」
吉宮 雅胤

計18点の写真作品からなる吉宮さんの作品。



「 Shiver 」
吉宮 雅胤

この一枚が特にすき。
周囲はモノクロ/セピア調の写真に囲まれ、
数展だけ色付いたショットがあって。

あまり人気がないであろう道路、
落石注意の看板が最も鮮やかだとか。

街灯は見当たらないから、
夜は月夜だけが頼りになる不安な場所が、
今この瞬間だけは美しい。



「 待ちぼうけ 」
高田 まい

服を着る行為は、外気を遠ざけるためでもあり、
自らの体温を内側に留めようとすることである。

寒いと首元に巻いたマフラーを
口や鼻を覆うくらいまで引き上げたりする。
それって、肌よりもっと自分の内側にある熱を
利用して自らを暖めようとしているってこと。

だからお相手の方、早くおいでませ。



「 春色 」
石川 日南子

春に色があるとすれば何色が適切なのだろう。
冬場眠っていた生き物達、植物達も、
そろそろ起き出す季節。
シャッターを切った石川さんは、
この一枚を撮影したとき、春を想ったのかもしれない。


屋外で撮影されたショットが多かった。
そこには、これからの季節を待ち焦がれる気持ちが表れている。


國學院大學写真愛好会 『写愛展』
会期:2015.3.20 - 2015.3.22